池沢 さとし(早人師)先生『サーキットの狼』に登場する日本車について、

Question

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーロータスやフェラーリ、ポルシェなどヨーロッパ製のスポーツカーが多数登場する一方、日本車とアメリカ車の扱いは非常に低く、殆どが暴走族の車など、端役扱いとなっていた。
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という旨の記述がwikipediaにありました。


この理由として、
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当時日本とアメリカの各メーカーはオイルショックだけでなくマスキー法など厳しい排気ガス規制に追われ、スポーツカーを生産する余裕が無く、作中において活躍させるような車種が殆ど存在しなかった。
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ともあったんですが、一部の人々は池沢先生が単に日本車嫌いだったから（アメ車はご本人が“興味がなかった”と“直接おっしゃられてるので、割愛します。）と語ってます。

これは実際のところ、どうなんでしょうか。

補足

ちなみに主要キャラが乗車した日本車はピーターソンの2000GT、沖田の乗るパトカー・フェアレディＺ240Z、魅死魔の同432Rなんですが、2000GTはピーターソンのこれ見よがしで卑屈極まれりな振る舞いに起因する、名車の看板に傷をつけるかのような扱われ方でした。

Answer 1

池沢さとし先生は日本車嫌いではありませんよ。
当初はフェアレディZに乗り、その後、街でたまたま見かけたトヨタ2000GT後期型に一目惚れ。
中古で購入したものの、新車当時オプションで稀少カラーのトワイライトターコイズというブルーの2000GTに約２年間乗られました。

交通タイムス社
2007年発行
「サーキットの狼レジェンド
TOYOTA2000GTファイル」から

「さて、サーキットの狼の中では、どうしても2000GTを主要キャラクターに乗せたかったのだ。
だけど、ロータス・ヨーロッパやポルシェ・カレラRS、ディノらに比べたら性能的に劣る。ならば手段を選ばぬ悪役キャラで、2000GTの存在感を出そうとなった。
隼人ピーターソンはハーフの男である。
それが日本車を駆るというアンバランスさが、輸入車ばかりを乗りまわす、他のキャラクターたちとの設定にハマッていたと思う」

サーキットの狼でフェアレディZ432は、隼人ピーターソンの2000GTと一時トップ争いをさせていますし、フェラーリディノ246GTに乗った沖田大治郎が出身地である秋田時代に乗った車にヨタ８、公道グランプリで唯一女性の出場者であった山岸みのりの愛車にコスモスポーツを登場させています。

これだけを見ても、池沢先生が必ずしも日本車嫌いではなかったことが分かります。

Answer 2

実際、

当時の
日本車って

欧州の
スーパーカーと比べると

ホントに
ダサかったから


「絵にならない」

と言うのが

一番の理由では
ないですかね？


・・・

オイルショックとかの
影響もあったけど

何よりも、当時の
日本人にとって

「車」って言うのが

「家族の移動手段」で
あって

欧州車（特に２シーター・ミッドシップ）
みたいに

「趣味（ホビー）」として
乗るものでは

無かったのですよ


だから

トヨタ2000GTや
ホンダS600みたいな
「純粋なスポーツカー」

なんてのは
全然売れなくて

フェアレディＺ（2by2）とか
ハコスカGT-R

みたいな

「家族みんな乗れるよ」と言う
スポーツカーが

ウケたんだよね


・・・

でもそう言う
「大衆車」って

やっぱり欧州の

ぺったんこ
ぱっくりライト（リトラクタブル）
ミッドシップ
シザードア

みたいな

「すんごいデザイン」の
車と比べると


どうしても

「絵にならない」
と言うか

「ワクワクしない」
と言うか・・・


こんな感じじゃ
ないでしょうかね