オイル上がりと下がりのちがいは なんでしょうか？ アイドリング時 白い煙りが出るようになったらもう治らないでしょうか？ ちなみにリンカーンです。

Answer 1

オイル上がりはピストンリングの割れや磨耗で、シリンダーの下からオイルが浸入してガソリンと一緒に燃えてる状態です。
オイル下がりはバルブの当り面などのクリアランスが悪くなり、シリンダーの上のほう（バルブ周り）からオイルが浸入してガソリンと一緒に燃えてる状態です。

煙の出方によってある程度、上がりか下がりかを予想することは可能ですが、最終的にはエンジンを開けてみないと分からないでしょうね。
直らないこともありません。エンジンオーバーホールをすればOKです。
オイル下がりならバルブ周りなんでヘッドオーバーホールで大丈夫です。
メニューにもよりますが、１５～３０万くらいでやってくれる工場があると思います。

上がりならピストンを抜かないといけないので腰下までやることになりますね。
ピストンリングだけ換えるならある程度工賃を抑えられますが、どうせエンジンを下ろすので、一気にヘッドも全てオーバーホールするということが多いと思います。５０～１００万コースですね。

煙の出方は、オイル上がりなら常時僅かづつ漏れてるので、マフラーから常時一定の白煙が出てるイメージです。
オイル下がりの場合は、高回転時にバルブ周りからエンジンの負圧でオイルが吸い込まれるので、アイドリング（信号待ち）時からアクセルを踏み込んだ瞬間などに纏まって白煙が出るようなケースですね。

Answer 2

オイル下がりは、ヘッドからバルブステムやシールを通って燃焼室にオイルが入る事。オイル上がりはピストンとシリンダーの隙間をオイルが抜け出してくる事を意味します。バルブステムの磨耗やバルブステムシールの劣化。シリンダーやピストンリングの磨耗。どちらも磨耗や劣化が原因です。
アイドリング時の白煙は、バルブステムシールの交換だけで直る可能性があります。
工賃を節約するならヘッドは降ろさず、プラグホールからエアーでシリンダーに内圧をかけてバルブの落下を防止し、ステムシールを交換をする方法があります。

Answer 3

オイル下がり（写真上部）
シリンダヘッドに回るオイルが、バルブステムシール（22番）の
経年劣化によりゴムの０リング部が広がり
バルブの動きによりオイルがバルブ（6番）から、バルブステム（8番）を通り
燃焼室に入り、シリンダヘッドに回るオイルが燃えます
バルブステムシールを交換すれば治ります（写真上部真ん中、左古、右新品）
おもにアイドリング、アイドリングから吹かしたときに煙が出ます



オイル上がり（写真下部）
通常ピストンの下部はオイルが、コンロッドなどから
オイルが、かき上げ、噴射されてシリンダーの壁を、焼きつかないように
シリンダの内部の壁を潤滑しています、でもオイルが
そのままシリンダーを通り抜けて、燃焼室に入ると
オイルが燃えてしまうので、ピストンリングの
上から3番目のオイルリングが、シリンダーのオイルを掻き落として、
燃焼室に入らないようにしています。

3番目のオイルリングが、
・オイルの交換頻度による摩耗
・経年劣化による金属摩耗
・オーバーヒートによるシリンダー摩耗
・高回転によるシリンダー摩耗で

シリンダー内部に傷がついたり、
3番目のオイルリングとシリンダの内部に隙間、縦傷（黄色い場所）ができて
オイルを下に落とすことができなくなり、燃焼室に溜まり
燃焼室の点火と同時に燃えます、走行時アクセルを吹かしたときに煙が出ます

Answer 4

オイル下がり
ヘッドからオイルが下がって燃焼室でオイルが燃え、マフラーから白煙を吐く現象。オイル漏れの経路は 上部であるヘッドからバルブステムオイルシールを抜けてバルブの軸ととバルブガイドの隙間から下部のポートに入り燃焼室に入ってオイルが燃える。 ヘッドのオーバーホールで直る。

オイル上がり
シリンダー、ピストンリング、ピストン いずれかが摩耗、あるいはリングの張力が減少してオイルがクランク室から燃焼室にシリンダー壁をつたって上がって燃焼室で燃え、マフラーから白煙を吐く現象。エンジンのフルオーバーホールの必要あり。

オイルに入れる防止剤などは直る筈がありませんから、完全な修理ならオーバーホールするしかありません。