ランチア のみんなの質問

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グループBのマシンについての質問です。
グループB最強のマシンは何かとGoogleやYouTubeで調べてみたらプジョー 205T16か
ランチア デルタS4がほとんどでした。

この2両は成績ではなくマシンの性能で比較してみたらどちらが強いでしょうか?

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ベストアンサーに選ばれた回答

潜在能力はデルタS4と思います。
前後のラリー037とデルタ・インテグラーレはコンストラクターズ・チャンピオンなどを取っているし。

ただしデビューして1年でグループBが終わってしまい、マシンが熟成していなかったと思います。

三栄のラリー・カーズでデルタS4も205T16も読みました。↓興味深かったところ。

○デルタS4
マルク・アレンによると、スーパーチャージャー+ターボチャージャーの2段過給のくせに、ターボが立ち上がるのがいつなのか、予測がつかなかったとか。これも未成熟ゆえ。
86年の最終戦オリンパス・ラリーでアレンは優勝すればチャンピオンだったので、とてつもないリスクを背負って600馬力はあろうかという怪物を駆り見事優勝。ところが前戦サンレモ・ラリーの記録が取り消されチャンピオンは幻に。オリンパス・ラリーでFIAに騙されリスクを負わされ決死の思いで走ったことを恨みに思っている様子。
後継車ECV、ECV2の開発が進められていて、直列4気筒エンジンでスーパーチャージャーは止め、シリンダーの上から吸気、左右に排気して2つの小型ターボを回すシステム(3つの流れ・トリフラックス)、4バルブヘッドながら吸気バルブと排気バルブが互い違いに配置されていて、開発者によるとベンチでは700馬力出たと言います。

○205T16
アリ・バタネンが大クラッシュし回復するまで1年以上も要した事故がありました。
ジャンプしたときに空中で車両の姿勢が急激に変化して上を向き着地姿勢が取れなかった、というもの。原因は横置きエンジンの回転方向がタイヤの前進方向と同じで、ジャンプしたときにタイヤとエンジンが同じ方向に空回りして、この反動(角運動量の保存)によって車体が上を向いたため。
エンジンが逆方向に回転するレイアウトなら大きな姿勢変化は起きなかった、プジョーのエンジニアは対策を考えたものの実現できず。ホモロゲーションをとる費用が出せなかったのでしょう。
このため対策はドライビング・テクニックに委ねられました。
この問題を抱えたまま、プジョーとシトロエンはラリーレイドも戦いました。

質問者からのお礼コメント

2024.10.22 22:00

回答ありがとうございます。プジョー 205T16、
ランチア デルタS4の解説が丁寧で分かりやすかったです。

その他の回答 (2件)

  • 1252941005さんへ

    これは答えが出ませんねぇ。d(^^;) 何故ならデルタS4は未だ発展途上でしたから。
    外から見る限りでは、デルタS4はリアの高い所がちょっと重い様な挙動です。って事は玉成に至っていない。し、併用しているルーツ送風器も古典的過ぎて、もうちょっと何とかしたい。(苦笑)

    駆動系にしても、両者共に全部のLSDがビスカスカップリングだった様ですから、これももっとリファインしたい。
    事実、Gr.Bが禁止されてGr.Aに移行した後でも改良進化が続いた訳ですし。

    そういう見方をすると、フォードRS200がどう成長したかなぁ、と期待しちゃう訳ですし、案外MGメトロ6R4の操縦性は素直だったよなぁ(エンジンが d(^^;)、とか思ったりする訳でした、

    >マシンの性能で比較
    でしたらね。d(^^)
    頭抜けて凄いって事では無いです、205T16は。

  • プジョーでしょうね

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