ジャガーのデザインについて こんにちは 今までイギリス・ジャガーの車といえば、 ずっと左のようなボンネットにリーピングジャガーの付いた

Question

4つ目の四角い大きな車というイメージだったのですが…

最近のモデルではいつの間にか右のような、今風の
中々格好いい車にデザインが変貌していました。

この間に一体何があったのでしょうか。

Answer 1

現在のジャガーの美しさの秘訣はイアンカラムのデザイン力にあることに異論はありませんし、個人的には現代の最高のカーデザイナーの1人だと思います。ただ、イアンは、フォードに12年在籍していました。よって、フォードからタタに親会社が変わった影響というより、時代の美しさをイアンが見事に表現したと言えると思います。

s15avさんも仰っていますが、イアンは根っからのジャガーファンです。14歳の時に、ウィリアムライオンズがデザインしたxj6に惚れ込んだそうです。4つ目の大きな四角い流線型デザインです。これは、世界中のカーデザインに影響を与え、似たような車が国産車も含み、続出しました。彼もそのデザインとジャガーの美しさに惚れ込んだ1人だったのです。

その後、イアンはカーデザインの芸術大学の院を卒業し、修士を取得してから、フォード、TWRで高級車のデザインを手がけました。そして、ジャガーに入社したのも今から18年前の1999年です。彼は、常に美しさに拘り、Ｆタイプなどの素晴らしいデザインで、ジャガーを復活させたのです。そして、そのデザインの基本は、ジャガー初代デザイナーで創業者であるウィリアムズがどう思うかだそうです。つまり、ジャガーデザインに命をかけている人のデザインだからこそ、そこに魂が宿り、美しい車になっていると思います。

質問者からのお礼コメント

回答ありがとうございました。
イアンカラムの影響が非常に大きいのですね

Answer 2

現行型のいっこ前のXJや当時の親会社だったフォードのモンデオをベースに造られたＸタイプは昔ながらの外観をキープしていましたが、出してみるとこれが大不評。こんなカビ臭いデザインの車に乗ってられるか！というのが市場の声でした。特に購買力のある新興国のユーザーには評判が悪かったようです。正直なところ、ウケたのは「英国車」幻想がいまだに根強く残る日本だけだと思います。というわけで、ジャガーらしいエッセンスは残しつつデザインを刷新し、今に至っています。

なお、元々ジャガーはそんなに格上の車ではありません。メルセデスやBMWよりも下というのは昔からの定位置です。だからこそ、「元・王室御用達」のデイムラー・ブランドが活きた。むしろ消滅したローバーの方がブランドとしての格は上で、モンデオベースのジャガーよりもミニにローバーのバッジが付くことの方が、本来ならずっと突飛でおかしなことだったのです。

Answer 3

ジャガー車＝インド車、ボルボ車＝中国車、確かに買収時にスタッフまで引き継いでいるので、実際にインド人や中国人がうようよ関わっているわけではないとは思ってますが、資本は握られているので言いなりにならざるえないし、先が無いと良いスタッフは引き抜きに応じているだろうし、研究開発やサービススタッフの質などはブレーキが掛かっているでしょうね。

怖いのは、買収したは良いがメリットは無いとインドや中国から損切されて会社が無くなってアフターケア全般がないがしろにされる危険をはらむってことですかね。

質問の件は、資本関係でのトップダウンで変更されたか、現地従来スタッフの意向かは知りません。

Answer 4

ジャガーのデザインの変化は、フォード配下だった、2003年～2009年の戦略の失敗が大きな理由です。

ジャガーは、XJサルーンの価格帯をそれまで同等だった「メルセデス＆BMW」の下に位置づけて、より安いクラスのクルマとして薄利多売戦略で進める。と決めたのです。そのため、生産に手間がかかるカッコいい外観は捨てて量産車ボディに前後だけジャガーっぽいデザインを付けた、変なクルマができました。 当然市場からは、「新XJは、カッコ悪い、燃費悪い、安っぽい」の三拍子であり、「メルセデスより安いからカッコ悪くてもジャガーにしよう」という顧客はおらず、商業的に大きな失敗をしてしまい、この世からジャガーが消えてしまう寸前のところまで行きました。

2008年3月に、インドのタタに売却された後、ジャガーは元の「デザインの重要性」について再考することになりました。イアン・カラム氏をチーフデザイナに招き、全く新しいデザインコンセプトで開発されたのが、現在のXJやXEです。 再びデザインコンシャスなセダンとして世間に認められ、商業的に持ち直しています。

2017年のワールドカーオブザイヤーのデザイン部門で、ジャガーF-PACEが優勝しています（2016年は、ジャガーXEがベスト３に入りました）

Answer 5

フォードの傘下を経てインドのタタの傘下に入ったのは関係あるのかな〜

Answer 6

ジャガーのブランドアイデンティティは

「世界で最も美しく速い」

なので、古い習慣にとらわれて顧客を減らすより
新しいデザインで顧客を増やそうとしました

ちなみに新デザインを担当したイアン・カラム氏は
ジャガーEタイプに感化されデザイナーを志し
新ジャガーデザインの端部にも旧デザインのアイコンを
取り入れながら今のデザインを作り上げてます

デザインは変わってもジャガーのアイデンティティは
しっかりといきてますよ

もとセールスより