マクラーレンF1って一億近くしたのに、今、販売している車は、凄く安くなりましたが、何故なのでしょうか？ケーニセグやパガーニ・ゾンダみたいな物とは違うのでしょうか？

Question

補足

ありがとうございますfxmbk144さん 写真の車は知っていて貼りました m(__)m

Answer 1

スーパーカーの価格の違いは
・生産体制
・プレミアム度
・投入する材料と技術
で決まります

現在、マクラーレンで市販車を作る部門は2009年にマクラーレングループから資本的に独立し新規の工場を建設、８００人もの専門職員を擁する一企業になっています。（レース関係の部品の製造も行っていますが…）
当然企業ともなれば設計から生産までのコスト管理も行います。
画像のMP4-12Cですが、エンジンなどはリカルド社が設計から製造までを行っていますが大元は日産のレース用VH型エンジンブロックだったりしますし、カーボンセルもレースなどで用いられるドライカーボンではなく生産性を考慮したレジントランスファーモールディング方式で製作で製作していたりと…生産性とコストにも気を配られている事が分かります。
つまりは高性能少数生産の量産車であると言えます。


次にプレミアム度ですが、MP4-12Cは年間生産台数が1000台ですが、マクラーレンF1は市販用が64台です。（レース使用や、その改修版も含めれば100台）
ENZO Ferrariで399台、ブガッティ・ヴェイロンで300台、ケーニッグセグCCRの40台などと比べればマクラーレンMP4-12Cのプレミアム度がさほど飛びぬけているわけでは無いよいう事が分かると思います。


最後に材料と技術ですが、MP4-12Cに関しては「今ある最高のもの」で考えられうる組み合わせで、それに「改良」を加えて作られているといえます。
それに対しマクラーレンF1の場合、コスト面での制約を排しボルト１本に至るまで設計思想を反映させ、無ければ１から作るという指針であった点が異なります。有名な話ではM7ボルトのお話なんてのが、いい例です。
そのほかのENZOであったり、ヴェイロンであったりもそうですが、性能目標が高く新規でエンジンを設計したり、それに見合った駆動系を作る必要がある場合、それに見合った価格になることは当然と言えます。


これらの観点で言えばマクラーレンMP4-12Cは高性能な量産車であり、価格も性能（コストパフォーマンス）に含めて作られた点が、指摘のようなプレミアムな高性能車と異なる事が分かります。
性能の数字上では大差が無いかもしれませんが、そう言うところに現れない技術者の努力分が価格差を生んでいると思ってください。

質問者からのお礼コメント

理解できました 4人の回答者さま ありがとうございました m(__)m

Answer 2

MP４-12Cのターゲットはフェラーリ458。
ですから、値段も458より少し安くて優れているという謳い文句です。

Answer 3

Ｆ１は、
エンジンルームが金箔張りとか、
エキゾーストがインコネルとか、
燃料タンクがレース用と同じ安全タンクで、
使わなくても2年ごと交換、しかも３００万とか、
メーターパネルすら全部エッジングの墨流しで出来てるとか、
ウォッシャー液のタンクの蓋がチタン削りだしとか、
ケンウッドのオーディオ一つ、F1だけのための専用品。ハーネスも軽量化とか、
（ケンウッドには開発費１円も払わない契約なんだけどね）
コストの掛け方が当時としても半端無い仕様。

そこまでしていないMP4-12CやP1なんて、
まだ可愛げのある仕様ですよ。

メンテナンス出来る認定工場は日本（アジア）にCOXしかないけど、
在庫車は数台あるみたいだし、
国内で5,6台、うち何台かはGTR。

Answer 4

写真の車は「MP4-12C」で1億はしません。
邦貨換算3000万くらいだったと思います。
「F1」のほうは別途写真を添付します。
値付けは難しいかと思います。

補足。
故障した時は英国からスタッフが飛んできます、そうしないとメンテができないからです
国内に来た台数は把握していません…。

Answer 5

祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり 沙羅双樹の花の色 盛者必衰の理をあらわす

おごれる人も久しからず・・・栄枯盛衰世の習いってやつでしょうかね。