今現在、アストンマーティンF1チームの株保有率は どう言う配分になっていますか？またホンダが株の 何パーセントかを買収して、2026年からホンダワークスとして復活して参戦することは可能なのでしょうか？

Answer 1

現在のF1チーム、アストンマーティンは
前の前、フォース・インディア時代に経営破綻、
管財人の元でローレンス・ストロールに売却されて
レーシングポイントとなりました。

破綻した場合の株価は０です。
精算して負債を払った後残った財産は株主が保有率に合わせて回収しますが
この場合、新しいオーナーにチームは売却されているので、
精算＝売却。
旧フォースインディアはレーシングポイントとして
ローレンス・ストロールの個人所有物となりました。

この時点ですでにランス・ストロールはF1にいて、
父親のチーム、レーシングポイントに移籍して今日に至ります。
まぁローレンスはF1でそれなりに活躍できたランスに
チームを買い与えたという形になるわけですが。

ローレンスは元々投資家で、成功者です。
表向きチーム運営とは関係なく、
経営が悪化していた自動車メーカー、アストンマーティンに巨額の投資として
大株主、会長となりました。
そしてレーシングポイントはアストンマーティンF1となる。
つまりはチームオーナーが自動車メーカーを買収して、
メーカーの経営者としてレーシングポイントをアストンマーティンのワークスチームとして組み込んだことで
現在のアストンマーティンF1というチームが誕生したのです。

この際、経営的な権限はアストンマーティンにあるというものになっていて、
まぁオーナーが共にローレンスなのでわかりにくいですが
チームは自動車メーカー、アストンマーティンの子会社状態にあります。

ただ、ローレンスはそもそも別にレース業界云々の人ではなく、
ランス・ストロールの父親であり個人スポンサーでしかない投資家です。
ランスがいなくなれば
F1チームを経営する意味を感じるかどうかは不透明。

また、自動車メーカー、アストンマーティンは
ワークスチームの結成以前からレッドブルのスポンサーをしているなど
F1と全く関わっていなかったわけでもないものの、
元来積極的に参加してきたわけでもなく
アストンマーティンとして参戦した歴史はないに等しい。
そもそもが経営の怪しいメーカーということもあって
大株主、会長が自分の金でやるっていうのならともかく、
そうでもなけなれば会社としてF1チームの運営などやる気があるわけもない。

ここで注目すべきは
ホンダとのタッグ。
何故ならアストンマーティンという自動車メーカーは
メルセデス・ベンツ資本も入っているのです。
主導権はローレンスがにぎってますけどね。
レーシングポイント以前からメルセデスとの技術提携はあったものの、
チームがアストンマーティンになって以来、
より当然の関係としてメルセデスPUを積んでいる。
にも関わらずホンダのワークス待遇のPU提供を受けて
メルセデスとの提携が解除されるというのは不可解と言わざるを得ない話。

ランスが引退というタイミングにあわせて
ローレンスもF1から手を引き、
アストンマーティンがF1参戦から撤退する
という流れになるのは容易に想像できるの。
その後のチームの受け入れ先としてホンダのワークス参戦が見込まれる
というのが大方の予想でしょう。

逆に言えば、
ワークス待遇のPU供給をしておきながら
チームオーナーが出資を引き上げて撤退してしまうと
ホンダPUだけポツンと取り残されてしまう。
それは非常に不味いわけで
むしろホンダは買い取らされるという流れになりかねない。
投資家であるローレンスが
惜しみなくF1チームに巨額の投資をしているのも、
回収する見込みあってのことではないでしょうかね。
そもそも、現在建造中の施設が完成したとして
ランスがその恩恵を受けられるまで走ってる可能性の方が低いわけで。

ホンダがアストンマーティンF1チームを母体にして
F1のワークス活動を再開する可能性は高いでしょう。
しかし逆に言えば
最新の設備への投資分ｎをふっかけられて
買い取る意外の選択肢が取りにくくなるとも言える。

かつてホンダはワークス活動のチームとして組み込んだののの、
そのチームを撤退に合わせてタダ同然で手放すこととなったことがありますが・・・
ホンダのF1ワークス活動の復帰が実現したとしても
誰かの思惑で良いように使われてる感は否めないですね。

質問者からのお礼コメント

回答ありがとうございます！