アストンマーティン のみんなの質問

解決済み
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なぜ、日本にはフェラーリ、ランボルギーニや、アストンマーチンのような、かっこ良く、スペックも、価格も突出した車がないのでしょうか?

補足

多くの回答、示唆に富む国内の事情を教えてくださりありがとうございます。 回答をしていただく中で、国内での需要が低いのなら、海外をターゲットにして、車を作ればいいと感じたのですが、非現実的なのでしょうか? スーパーカーが企業広告となるとするなら、作る価値はあるように思うのですが。 ノウハウがないなら、海外メーカーを買収して、吸収することもできるのではないでしょうか?

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ベストアンサーに選ばれた回答

日本には古来、貴族と呼ばれる「スーパー金持ち」がいないからです。

メルセデス・ベンツも含め、上記のヨーロッパの高級車メーカーと呼ばれるメーカーは、一部のスーパー金持ちだった貴族の道楽から始まった会社です。つまり、金持ちが自分だけの特別な車を作ってもらうために、オーダーメイドの車を注文したのです。

英仏、オランダにスペインといった当時ヨーロッパの強国は大航海時代に植民地を支配し、世界の富を総取りしていました。アジアなど現地民は、その支配の元に貧困を強いられていたのです。

この富を得た支配階級、貴族が有り余る私財で車を作っていたのが、今に残る高級車メーカーです。貧富の差は激しかった、ということです。

これに対して日本は、貴族の政権は早々に敗退し武士が支配する時代が長く続きます。これが、突出した個人のスーパー金持ちを排除したのです。

この中世からの政治的な背景があることから、欧米人は突出するものに対しては賛美するのに対し、日本人は「出る杭は打たれる」ということわざのように突出するものに対しては批判が集まるのです。

この文化の違いが車(商品)作りにも現われている、というわけです。みんなが同じように「良い物」を大量に生産する、これに日本人は長けているわけです。

逆に、一部の人だけの特別な商品を作るのは苦手というわけ。

実際のところ、現代のスーパーカーメーカーはいずれも単独では生き残れていないことからも、存続するためにはお金を出してくれるパトロンが必要なのです。これに対して日本メーカーは、いずれも単独で生き残っているわけです。

日本の自動車メーカーが世界の主役に躍り出た頃には、スーパーカーの市場は飽和状態にあった…というわけ。

あの巨艦ダイムラーですら、マイバッハでスーパー金持ちがひしめくロールスロイスの牙城は崩せなかったわけですから、今さら日本メーカーがスーパープレミアム市場(3000万円以上)へ進出してもその隙間はありません。

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質問者からのお礼コメント

2018.1.25 22:08

多くの回答をいただき、ありがとうございました。示唆に富む内容が多く、勉強になりました。

その他の回答 (22件)

  • 海外のように極端な値段差は無いですよね…

    GTRやNSXぐらいで、高級車専門メーカーというのは無いですものね。

    レクサス… うーん。

  • 商売にならないから、

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