アルファロメオのＡＴトランスミッションのシステム「セルスピード」と「Ｑシステム」はどのように異なるのでしょうか？またこれからＡＴ車を購入を検討する場合どちらの選択が良いといえますか？

Question

Answer 1

セレスピード もとはフェラーリのＦ１マチックをさらに市販車へ搭載できるよう考えられた自動変速システムで マニュアルミッションに油圧シリンダーとセンサーを組み合わせたシンプルなシステムです 構造が簡素で軽量 設計通りに動いているときは ダウンシフトの際に素晴らしく気持ちの良い音と動きを体験できます １４７と合わせて３台持っていましたが セレは操作感が独特で特にアップシフトの際は 独特のアクセル操作が必要です 一度あの動きにハマると他車種では満足できなくなります 8万ｋｍでクラッチ交換した際も １５６は１４７に比べて 半クラッチの時間が短いので クラッチが減りにくく（Ｄのメカニックの方の話によると）クラッチ盤が半分以上残っていました

Ｑシステムは トヨタなどに搭載されるＡＴミッションメーカー 日本のアイシン製で１０万ｋｍの個体でも ATフィールド等をきちんと交換していれば故障が少ない優秀なミッションです 残念なのは４速しか無い部分で もう一速あればさらにあのV6エンジンを楽しみたはずと言われています

故障は確かにセレに多く 初版～2000年モデルは制御系がフライバイワイヤーではなくコンピューターシステムが唯一 他モデルと異なり ２００２後半(フェイズ２）はエンジンがJTS（直噴）がかなりのトラブルメーカー なので2001年モデルが安全と言われていますが 10年以上前のモデルなので 好きでなければお勧めは出来ません またGTAはセレモデルで6速になり 故障もツインスパーク車より少ないようです
Ｑシステムは 2001年以降ならどのモデルでもあまり問題ないようですが 燃費は排気量の差もあり セレスピード〉Ｑシス〉GTAのセレスピードだと思います

マニュアルは非常に運転が楽しく良いのですが クラッチのレリーズシリンダーがミッション内にある為（早い個体で４万km）故障の際はミッションの脱着が必要ですので 故障の頻度は私の１５６に比べて あまり変わらないと思います（156仲間１0台位を比べても）

長々書いてしまいましたが 乗って楽しいのは間違いなく セレスピードだと思います。

Answer 2

構造が複雑なセレ……？？？

いやいやいや、構造的にはMTベースのセレスピードの方が大変シンプルなのだが。
問題はクラッチを操作するアクチュエータがぶっ壊れたり、クラッチが滑ってしまったりと、通常のMTで存在しない箇所やあまり問題にならない事項が障害を招くことだ。

ところで、ATトランスミッションとかセルスピードって、釣りですか？

Answer 3

セレはMTを自動制御する2ペダルMTです。
現行のデュアルクラッチ式と違い普通の3ペダルMTと同じシングルクラッチ式なので比較的変速ショックは大きです。
その特性はやはりMTに近い物で普通のATからだと違和感があるかも知れません。
どっちかと言うとMTモードを使って任意で変速してやったほうが楽しく乗れます。

Qシステムは極普通のトルコンを使ったATです。
マニュアル変速モードは持ちますけどATとして使うのが主体だと思います。

トラブルは構造が複雑なセレの方が多いようです。
後はどっちが自分の好みに近いかって話になると思います。

Answer 4

まあ…… セレスピードはATモード付きMT（クラッチ操作を自動化したMTだと思ってください）、QシステムはMTモード付きAT（普通のトルコンATでアイシン製だったと思います）です。

購入するならセレスピードはやめたほうが良いですけど、はっきりいって、156自体があまりおすすめできません。
セレよりはQシステムの方が良いのかもしれませんけど…… 買うなら、MTモデルのほうが良いかとは思います。

とはいえ、「壊れたら直せばいいや～」とか不具合が発生しても「このくらいメンテナンスの範囲だし……」とか思えるならとめません。