新ヘッドライト&シャープな面構成
輸入ミッドサイズセダンのベストセラーモデル、「BMW 3シリーズ」およびワゴン版の「BMW 3シリーズツーリング」がマイナーチェンジを受け、9月20日に発表された。正統派FRスポーツの代名詞として、いつの時代もクルマ好きから熱い注目を浴びてきた3シリーズは、改良によってどう変化したのか。ライバルとの比較も含めて、その進化を探っていきたい。
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まず、マイナーチェンジの大きなトピックが、フロントマスクの変更。ヘッドライトは新意匠のLEDを採用し、よりシャープな印象へと進化した。さらにロワーグリルもワイドな形状となり、見た目の迫力をアップしている。もっとも、新型「7シリーズ」やマイナーチェンジ後の「X7」のようなメカメカしいデザインは採らず、「4シリーズ」などの大型キドニーグリルとも異なる独自のデザインを採用。オーセンティックなBMWデザインを好む人には受け入れられそうなスタイルだ。
インテリアも先進的な構成に大幅変更
インテリアにはEV専門ブランド「BMW i」に端を発する曲面型モニター「BMWカーブド・ディスプレイ」を採用した。12.3インチのメーターパネルと14.9インチのコントロール・ディスプレイを一体化させたデザインにより、未来感を一気に高めてきた。
さらに、ATのシフトレバーが廃され全車パドルシフトが標準となったことで、センターコンソール周辺がスッキリしたことも見逃せない。既に世界のプレミアムモデルでは主流となりつつあるシフトレバーレスだが、3シリーズは先代までMTも設定されていたことを考えると、時代の流れを感じるところだ。
今回の改良でパワートレーンに変更はなく、価格上昇は機能向上と原材料コストの増加によるもの。特にエントリーレベルの318iは上がり幅が目立つが、これは標準ホイールがこれまでより1インチ大きい17インチになるなど、標準装備がアップグレードされた結果でもある。
ライバル「Cクラス」とどちらがコスパ良?
では次に、最大のライバルである「メルセデス・ベンツ Cクラス」と比較してみよう。Cクラスのウリは、基本設計が新しいことによる4WS(4輪操舵システム)の採用や、大型タッチパネルディスプレイにある。ただし、部品不足の影響で現在4WSは選択不可となっており、ディスプレイについては3シリーズも改良によって機能を高めてきた。
となると、気になるのは価格とパワートレーンの違い。そこでエントリーモデル同士で比べてみると、Cクラスのスタート価格は「C180 アヴァンギャルド」の599万円と、「318i」より50万円以上高い。そこでパワートレーンに注目すると、その違いは「C180 アヴァンギャルド」が1.5Lガソリンエンジンにマイルドハイブリッドを組み合わせているのに対し、「318i」は2.0Lの純ガソリンエンジンとなる。
結果として燃費(WLTCモード)も含めたスペックは、「C180 アヴァンギャルド」の170ps/250Nm、14.4km/Lに対し、「318i」は156ps/250Nm、13.0km/LとCクラスに及ばない。が、車両価格の差を考えると決定的な優劣は付けにくい。というわけで、ここはデザインの好みで選ぶのが正解だろう。
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以上、マイナーチェンジを受けた3シリーズに改めてスポットライトをあててみた。下調べの参考になれば幸いだ。
なお、改良型3シリーズのラインナップは以下のとおり(括弧内は改良前との価格差)。
318i:548万円(+25万円)
318i Mスポーツ:604万円(+5万円)
320i エクスクルーシブ:646万円(+5万円)
320i Mスポーツ:646万円(+4万円)
320d xDrive Mスポーツ:678万円(変更なし)
330e Mスポーツ:710万円(+7万円)
M340i xDrive:1040万円(+15万円)
318i ツーリング Mスポーツ:627万円(変更なし)
320i ツーリング Mスポーツ:689万円(+21万円)
320d xDrive ツーリング Mスポーツ:715万円(+5万円)
M340i xDrive ツーリング:1067万円(+15万円)
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