スズキ スイフト 専門家レビュー・評価一覧

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スズキ スイフト 新型・現行モデル
6 件中 1~6件を表示

※掲載内容は執筆日時点の情報です。

  • 山田 弘樹
    山田 弘樹(著者の記事一覧
    自動車ジャーナリスト
    評価

    4

    デザイン
    4
    走行性能
    4
    乗り心地
    3
    積載性
    3
    燃費
    3
    価格
    4

    元気になれるコンパクトハッチ

    2024.3.27

    年式
    2023年12月〜モデル
    総評
    先代モデルは「スイフト スポーツ」のイメージが強く「スイフトは走りのクルマ」というイメージが定着し過ぎた。よって開発陣は標準モデルの良さをもっとわかってもらおうと、デザインと走りを大きく変えてきた。面白いのはむしろ新型の方がよりスポーティになったことだが、それは限界性能を求めたのではなく、燃費や安全性を満たした上で、走りの気持ち良さを求めた結果。総じて新型は、若々しいコンパクトハッチに生まれ変わった。
    満足している点
    新型となっても5ナンバーサイズが守られた。プラットフォームは先代からのキャリーオーバーだが剛性感も損なわれておらず、未だに950kg(HYBRID MZ FWD)という車重の軽さを保っているのも素晴らしい。厳しい環境性能に応えるべくエコタイヤを使い、足周りを硬めに設えてエネルギーロスを防いでいるが、それをキビキビとした走り味にも生かしているのは賢い。Z世代に訴求するエントリーモデルとして、若々しい仕上がりになっている。
    不満な点
    バットポイントはグッドポイントの裏返し。キビキビ感あふれる乗り味とデザインは、落ち着いたクルマが好きな人にはマッチしにくいだろう。そういう意味でいうと先代モデルの方が4気筒エンジンの滑らかさも含め、全方位的にマイルドだったが、スイフトがエントリーモデルであることを考えると、今回のフルモデルチェンジは正常進化だと筆者は感じる。あえて言えばCVTのパドル操作、ダウンシフト側のレスポンスがまだやや鈍い。
    デザイン
    スイフトのイメージを残しながらも、そこにフレッシュさを上書きしたデザインは秀逸。初見だとクラムシェルタイプのボンネットにばかり目を奪われるが、見慣れてくるとボディ全体の立体感が際立ち、コンパクトハッチに求められる「元気さ」や「若々しさ」が上手に表現されていることがわかる。その上で室内、特にリアの居住性がきちんと確保されており、スズキらしい実直なインダストリアルデザインに仕上がっていると感じる。

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  • 西村 直人
    西村 直人(著者の記事一覧
    交通コメンテーター
    評価

    5

    デザイン
    5
    走行性能
    3
    乗り心地
    4
    積載性
    4
    燃費
    5
    価格
    5

    全世界で900万台を売り上げたベストセラー

    2024.2.28

    年式
    2023年12月〜モデル
    総評
    これ一台でマルチに使える、そういったクルマは世界中で販売台数を伸ばしているが、歴代のスイフトは、さらに走行性能の高さと実用燃費性能の高さで定評がある。日本だけでなく欧州での人気も高い。今回4代目だが、初代からの年間販売台数をグラフにするときれいな右肩上がりで、世界累計販売台数は900万台を数える。5代目はエンジンを4気筒から3気筒にして、そこにマイルドハイブリッドシステムを組み合わせて高効率化。5速MTモデルもある。
    満足している点
    ともかく扱いやすいことだが、こと走行性能においては世界中のクルマ好きをうならせるほどの高い完成度を誇る。徹底した軽量化は4代目でも踏襲され、1トン以下のグレードも豊富にそろう。フルタイム4WDもラインアップする。販売台数の上では10%程度となるこのクラスの4WDだが、生活圏によっては必需項目。よって実直なスズキはその領域もしっかりサポートする。運転支援技術もグレードアップし車線中央維持機能もスズキの登録車として初装備。
    不満な点
    不満点が本当に少ない。強いて挙げれば地味なところだったが、5代目となってスタイルを大きく変えイメージチェンジを図った。デザインの詳細は後述するが、画像と実車がこれほどまでにかけ離れているクルマもめずらしい。ともかくスタイリッシュだ。鉄壁のように思える4代目スイフトだが、トランスミッションであるCVTの特性に起因して、低〜中速域に唐突感が出る場面がある。乗り方次第で大分抑えられるものの、もう少し滑らかな制御になるとさらに良い。
    デザイン
    デザインは好みの問題といわれるが、販売台数を大きく左右することも事実だ。スイフトは初代と2代目でスマートでクリーンなデザインを採用。一転して3代目ではアグレッシブな顔つきを用いファンを増やした。5代目はボンネットフードの先端処理を、ボディ全体のキャラクターラインを連続させたことで、躍動感を高めつつ、低いシルエットをイメージさせることに成功した。画像では極端な前下がりに見えるが、実車はとてもまとまりがいい。リヤデザインも秀逸。

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  • 工藤 貴宏
    工藤 貴宏(著者の記事一覧
    自動車ジャーナリスト
    評価

    4

    デザイン
    3
    走行性能
    5
    乗り心地
    3
    積載性
    3
    燃費
    4
    価格
    4

    運転好きも満足できるコンパクト

    2024.2.26

    年式
    2023年12月〜モデル
    総評
    よくできたコンパクトカー。使い勝手は「ソリオ」などハイトワゴンにかないませんが、新型になってもスイフトの伝統芸ともいえる走りの良さはさすがです。運転好きの人が選ぶコンパクトカーとして超オススメ。
    満足している点
    とにもかくにも走り。適度に締まったサスペンションによる、ちょっと前のドイツ車のような芯のある走りはさすがです。運転していて楽しいし、長距離走行でも疲れないのがいいですね。あと、新型は燃費性能もすごい。従来モデルもかなりよかったんですが、新型になりマイルドハイブリッドのCVTモデルで従来比16%アップの燃費性能って控えめに言ってすごすぎです。ふつうは「燃費の良さ」と「走りの楽しさ」が相反する性能となりがちですが、どっちも高いレベルで両立しているのだから恐れ入りますね。
    不満な点
    内外装のデザインや雰囲気から「あからさまなスポーティ感」がなくなってしまったところ。……を不満と感じるのは、きっとごく一部の“好きモノ”だけでしょうね。おそらく多くの一般ユーザーには従来型よりも新型のほうが受け入れやすいと思います。というわけで、スポーティな雰囲気を求める人は「スイフトスポーツ」を期待しながら待ちましょう。
    デザイン
    先代の「キビキビ走りそうな躍動感」はすっかり控えめとなり、フランス車のようなお洒落で柔らかい雰囲気になりました。それをどう捉えるかですね。個人的に最初見たときは「これなの?」と思いましたが、徐々に見慣れてきて今では「なんかお洒落だね」と変化したのはここだけの内緒です。

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  • 西川 昇吾
    西川 昇吾(著者の記事一覧
    自動車ジャーナリスト
    評価

    5

    デザイン
    3
    走行性能
    5
    乗り心地
    5
    積載性
    4
    燃費
    5
    価格
    5

    コストパフォーマンスに優れるコンパクトハッチ

    2022.1.21

    年式
    2017年1月〜モデル
    総評
    軽自動車の価格が全体的に高くなりつつあることを考えると、軽自動車ではなくこの手のコンパクトカーを狙うというのも大いにアリと言える。スイフトは価格も安いため、それを思わせてくれる一台だ。運転支援システムやマイルドハイブリッド技術など新しい技術にも目が行くが、軽量な車体で走行性能と燃費性能を上げてくるあたりは、基本も大切にしていると思わせてくれる。
    満足している点
    高い走行性能と燃費性能、充実した運転支援システムの装備を実現しながらも、価格設定がリーズナブルなのがユーザーにとってありがたいと言える。スズキは軽自動車のイメージが強いという声があるかもしれないが、このクラスのコンパクトカーを検討する場合はスイフトの存在を忘れないでほしい。
    不満な点
    デザインが少し古臭く感じてしまうのと、トランクスペースの利便性があまり高くないところが難点と言える。デザインは好みなので一概には言えないが、トランクスペースはデッキボードやネットなど何かしらの工夫があればもっといいのではないかと思う。年次改良でこの点の進化に期待したい。
    デザイン
    現行モデルとしてはいささかコンサバで、少しチープ感が否めないデザインにも感じる。しかし変に尖っていなくてプレーンであり老若男女誰が乗ってもしっくり来るという見方もできる。可もなく不可もなくといった印象を受けるデザインだ。

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  • 伊藤 梓
    伊藤 梓(著者の記事一覧
    自動車ジャーナリスト
    評価

    5

    デザイン
    4
    走行性能
    5
    乗り心地
    4
    積載性
    4
    燃費
    4
    価格
    4

    コスパ最強のスポーティコンパクトカー

    2021.3.25

    年式
    2017年1月〜モデル
    総評
    たとえば、免許取り立ての初心者の人や、「スポーツカーが欲しいけどちょっと不安がある」という人にとっては、エントリーモデルとして最高のクルマだと思う。初心者の人にとっては、コンパクトで小回りが効いて運転しやすいクルマとして安心して使えると思うし、スポーツカーのエントリーモデルが欲しい人にとっては、5段MTが選べるし動きが素直なクルマなのでドライビングの勉強もできる。個人的にはもっとたくさん売れて良いモデルだと感じる。
    満足している点
    一般ユーザーにもスポーツカー好きにも満足できるモデルになっているという点は◎。誰でも普通に使えるクルマなのに、運転しやすくて、楽しい。スイフトに乗って、クルマ好きになる人もいるかもしれない。すでにクルマが好きな人のために、5段MTモデルも設定されているし、さらにその上のモデルにスイフトスポーツも用意されているなど、至れり尽くせり。
    不満な点
    スイフトに関してほとんど気になる点はない。内装などは少々安っぽく感じるところもあるが、価格なりの品質は保たれていると思う。
    デザイン
    シンプルで誰にでも似合うデザインになっていながら、スイフトらしいスポーティな面もきちんと押し出したデザインになっている。日本では白や黒などのカラーリングが選ばれることが多いが、スイフトには様々なカラフルなボディカラーが用意されており、それらのポップな色合いがよく似合うので、自分の好みに合わせて色を選びやすいところも◯。

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  • 伊達 軍曹
    伊達 軍曹(著者の記事一覧
    自動車ジャーナリスト
    評価

    3

    デザイン
    4
    走行性能
    4
    乗り心地
    4
    積載性
    4
    燃費
    4
    価格
    4

    「お値段以上」の上質コンパクトカー

    2021.2.23

    年式
    2017年1月〜モデル
    総評
    「お求めやすいプライス」の範囲内で、非常に上質な走りと水準以上の利便性を存分に味わうことができるコンパクトカーに仕上がっています。
    満足している点
    欧州基準の正確無比なハンドリング性能と高速安定性。それでいて、日本の市街地でも決して不快ではない(むしろ良好な)乗り味は素晴らしいといえます。それでいてお値段も「控えめ」であるところが嬉しい車です。
    不満な点
    外観デザインはちょっとした高級車の雰囲気すら感じさせるものなのですが、インテリアの質感には若干の不満が残ります。
    デザイン
    50案以上のラフスケッチから、イタリア・トリノにあるスズキのデザインスタジオと本社のデザインチームで5案に絞り込み、そこからさらに検討と修正が進められた完成形(当初のデザインB)は、低く伸びやかな美しいフォルムと、良好な前方視界などの実用性とが見事に調和しています。

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