2010年8月
■2010年8月
三菱の小型~ミドルセダンを統合して2007年8月に登場したモデル。新たにフォルティスの名前を採用した。世界中で販売するモデルで、安全性、環境性能、快適性などを高い次元でバランスさせたグローバル基準セダンとして開発が進められた。外観デザインは逆スラントのフロントノーズが三菱のセダンの伝統を受け継ぎ、大きな台形グリルが三菱車の新しいアイデンティティーを主張する。パッケージングは全長を切り詰めながらも有効室内長を拡大し、全幅を拡大しながらも最小回転半径を5mに抑えている。インテリアは大きくラウンドしたインパネが広さを演出する。当初の搭載エンジンは直列4気筒2.0リッターのDOHC・MIVEC仕様だったが、2009年12月のマイナーチェンジで1.8リッターに変更された。INVECS-Ⅲの6速スポーツモード付きCVTと組み合わされる。FFが基本でフルタイム4WDの設定もある。SRSサイド&カーテンエアバッグはオプションだが、運転席SRSニーエアバッグが標準で装備される。快適装備は上級グレードにカーナビが標準装備。2008年7月には内外装の仕様を変更するとともに、2.0リッターのDOHCターボ仕様エンジンを搭載したラリーアートを追加した。6速のツインクラッチSSTと組み合わされ、過激なランエボXに比べて日常での使い勝手を重視した仕様とされた。2009年12月のマイナーチェンジではエンジンの変更のほか、内外装のデザインを変更して装備の充実化を図った。2010年8月には内外装に手を加えるとともに、全車に横滑り防止装置のASCを標準装備するなどの改良を行った。