918スパイダー試乗。ニュル最速のPHVの実力
掲載 更新 carview! 文:清水 和夫/写真:ポルシェジャパン
掲載 更新 carview! 文:清水 和夫/写真:ポルシェジャパン
エンジンはRSスパイダー用に開発されたレース専用4.6リッターV8自然吸気。9000回転まで回る純レーシングエンジンはリッター当たり132psを絞り出す608ps。ギアボックスは7速PDKで、156psのモーターがエンジンとPDKの間に配置される。このハイブリッドシステムがコアとなるが、フロントアクスルにはリヤとは独立した形で129psのモーターが配置されている。合わせて893ps/1250Nmのパワーとトルクを誇るのだ。
918スパイダーのカーボンモノコックはF1と同じようにバスタブタイプなので、基本はオープンであるが、脱着可能なルーフはフロントに格納できる。気になるのは車両重量だが、6.8kWhのリチウムイオンバッテリーと2つのモーターを搭載しつつ1700kg弱に収まったのはさすがかもしれない。
リヤサスペンションにはターボやGT3で採用したアクティブステアが備わっている。この技術はもともと918用に開発されてきた次世代のリヤ・サスペンションと位置付けられていて、80年代にポルシェ928で実用化したヴァイザッハアクスルの進化型だ。
900ps近いパワーを4つのタイヤで駆動すると最大パフォーマンスは0-100km/h加速で2.6秒。このスペックは軽量化と空力パーツのオプションを採用したヴァイザッハパッケージの値だ。その速さは完全にレーシングカーの世界である。
エンジンを止めたままのEV走行でも0-100km/hを7秒で駆け抜けることができるから、EVスポーツカーとしても素晴らしいパフォーマンスだ。加速性能も文字通り世界一だが、その燃費がEUモードでリッター約33kmというのも凄い。速さとエコで世界一になった918は自動車技術の金字塔を打ち立てたと言えそうだ。
ログインしてコメントを書く
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
ルクレールがバスール代表の采配を称賛「僕たちは上昇のスパイラルに入っている」。ニューウェイへの興味にも言及
GTWCヨーロッパのスプリントカップが開幕。WRT BMWとウインワードのメルセデスAMGが勝利を分け合う
世界一美しいクーペ=147+156 アルファ・ロメオGT V6ブッソ・ユニットも搭載 UK中古車ガイド
BMWは全ての電気自動車向けに目的地で充電ができるプロジェクト「BMW Destination Charging」を日本で開始
ミキティ、スマホでポチ買いした1000万超の「超高級車」をついに納車! 斬新“ド派手ドア”搭載の実車に 「かっこいい!」「すごいクルマ」の声集まる
今年は晴れるか? 「ルノーカングージャンボリー2024」は10月27日に開催…仏本社も注目、世界最大級のファンイベント
マセラティが推す「フォーリセリエ」で仕立てた「グレカーレ」と別注カラーの「クアトロポルテ」の新旧トライデントが揃い踏み…で、「フォーリセリエ」とは
トレンドはこれからも「SUV一辺倒」なのか? 欧州市場に見る "風向き" の変化
『レンジローバー・イヴォーク』と『ディスカバリースポーツ』の姉妹が2025年モデルに刷新
ニッサン/ニスモ、CNF使用の『ニッサンZニスモ・レーシング・コンセプト』で富士24時間に参戦
2024年F1第6戦マイアミGP決勝トップ10ドライバーコメント(2)
2024年F1第6戦マイアミGP決勝トップ10ドライバーコメント(1)
【まさに次期マツダ6?】マツダが中国で発表した流麗な新型セダンの日本導入が“絶対にない”理由
新型「フリード」5月登場! 「シエンタ」も改良で大激戦。デザイン派かコスパ派かでお勧めが違う
【年内納車も!】CX-80日本モデルは6月発表、8月予約開始。発売が遅れた“嬉しい理由”とは?
ゴルフにMINIにメルセデスに…初めての輸入車で絶対に失敗しない“王道” 5台とその理由
【くらべてみた!】人気沸騰中の本格オフローダー「ランクル250」と「ディフェンダー」 どちらがお好み?
【セダン好き集合】北米新型「カムリ」本国価格発表 かっこよすぎ…日本でも売って欲しいぞ!
【実車を見てきた!】アウトドアなクラウン「ランドスケープ」新型展示イベントに登場!
【目からウロコ!】ランクル250が注文できなかった人へ、次の一手は何をするのがベスト?
【日本人は知らない】超高級車に超実用車! 成功が見えてきた新顔「アメリカンEV」の世界を紹介