新型レクサスLS、大胆不敵なリスタート!
掲載 更新 carview! 写真:篠原 晃一
掲載 更新 carview! 写真:篠原 晃一
去る7月31日、サンフランシスコで華々しくワールドプレミアされた新型レクサスLSが、ついに日本デビューの日を迎えた。東京アメリカンクラブで開催された発表会には、レクサスアンバサダーとして森理世さんも登場し、「ダイナミックなのにセクシーで、惚れ惚れしてしまう」と新しいLSの魅力を語った。
マイナーチェンジと謳いつつ、内容的にはフルモデルチェンジに近い改良が施された新型LS。事実、全体のほぼ50%にあたる3000点もの部品を刷新している。中でも最大の特徴は、やはり新世代レクサスの象徴でもある“スピンドルグリル”で、これまでの日本的な慎ましさを捨て去り、圧倒的な迫力フェイスを纏う。アローヘッド形状のクリアランスランプやL字型テールランプなども、次世代レクサスに共通するデザインテーマだ。さらにはライト類のすべてをLEDランプとしている。
インテリアも同じく一新され、水平基調のインパネと12.3インチのワイドディスプレイを中心に、新たな世界観を築いている。本アルミのアナログクロックや縞杢(しまもく)模様のステアリングなども新設定。シートやパネルの素材や色の組み合わせは、実に4000通りにも上るという。
ガソリンモデルの「LS460/LS460L」、ハイブリッドモデルの「LS600h/LS600hL」をラインアップする新型LS。注目はもちろん、新たに設定されたスポーティグレードの「Fスポーツ」だ。Fスポーツは専用のアグレッシブな内外装を装備するほか、専用チューンのトランスミッションやサスペンション、ブレンボ製高性能ブレーキなどで走りを強化。レクサスが掲げる「F」の走りを存分に味わえる仕様とされた。また、「LS600h "F SPORT"」にはアクティブスタビライザー、「LS460 "F SPORT"」にはトルセンLSDを採用し、さらにキレのあるハンドリング性能を実現している。
「エコ・コンフォート・ノーマル・スポーツS・スポーツS+」から選べるドライブモードセレクトは、全グレードに標準で装備される。
先進テクノロジーによる世界最高レベルの安全性能も、新型LSの訴求ポイントだ。新開発の衝突回避支援型プリクラッシュセーフティシステムでは、ミリ波レーダーとステレオカメラ、赤外線投光器を使い、歩行者にも対応する夜間検知機能と衝突回避・衝突軽減を可能とする。
また、自動的に遮光して対向車の眩惑を防ぐアダプティブ・ハイビーム・システム(AHS)や、ミリ波レーダーで死角を走る並走車を知らせるブラインド・スポット・モニター(BSM)も採用した。
あらゆる面で進化を果たし、大胆不敵なリスタートを切ったレクサスのフラッグシップには、すでに5000台の事前受注が入っているという。
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