MINI、ジャガー、FCA…東京モーターショーから海外ブランドが消える意味の重さ
掲載 更新 carview! 文:島下 泰久
掲載 更新 carview! 文:島下 泰久
たとえばMINIは、日本とはとても所縁の深いブランドである…いや、感情的に言えば、もはやそれは“であった”と言うべきなのかもしれない。ご存知の方も多いだろう。クラシックミニ時代の末期、1990年代になってさすがに世界的に販売が落ち込んでいたミニだったが、ここ日本でだけはコンスタントに売れ続けていた。間違いなく日本が、ミニというブランドを支えていたのだ。
あちらは王家、こちらは天皇家が存続しており、島国で、左側通行。イギリスと日本には、どこか通じるところがあるからなのか、小さくて愛らしい姿が、走りの楽しさが、ユーザーに響いていたのか。おそらくは、その全部だろう。MINI側だって、それは十分に理解していて、BMW傘下になって以後もここ東京での展示は常にそれなりの規模と内容で行なわれてきた。大体、現行MINIのワールドプレミアは2013年の東京モーターショーだったのだ。それぐらい東京を大事にしてきたのである。
そんなMINIの不参加は、個人的には他のブランドのそれとは重みが異なる。東京の価値云々もあるが、MINI自体も変わってきてしまったのではないか、という意味も含めて。
そもそも、その名に反してサイズがどんどん大きくなり、販売はベーシックなMINIよりもクラブマンやクロスオーバーに力が入りと、歴史が尊重されていない、遺産が食いつぶされているという雰囲気は、正直言ってここのところずっと感じてきたこと。同じように今のブランドには、東京と、日本とMINIの結びつきについて、もはや知る人は少なくなっているのかも、数字ばかりがちらついているのかも…と、何よりそこに寂しさを覚えたのである。
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