究極Gクラス、G65AMG 63AMGも届かない頂点
掲載 更新 carview! 文:五味 康隆 /写真:菊池 貴之
掲載 更新 carview! 文:五味 康隆 /写真:菊池 貴之
例えば2.6トン級のボディを、0-100km/h加速5.3秒でこなす加速力。そこに7Gトロニックの制御の賢さも加わり、渋滞中の数km/hのトロトロ走りも意のままにこなせる扱い易さ。そして驚異の最大トルク1000Nmは、どんな環境でさえ満足いく加速を与えるだけでなく、アクセルの絶対的な踏み込み量を減らし、絶えず余力を残して走れる精神的ゆとりを生み出す。全てが絡み合ってG65の高級に繋がっている。
リサキュレーティング式のパワーステアリングのハンドルは操作し易いだけでなくしっとりした上質な操作感を生み出す。612ps、1000Nmを発揮するエンジンを完全に手なずけるラダーフレーム。そこに第2のサスペンションの如く働くブッシュを介して載ったキャビンが、大きなギャップの鋭い入力を緩和して上質な乗り味を生み出す高級感。G65AMGの乗り味を体感すると、G63AMGもノーマルモデルよりは高級感があるが、それはスポーツを追求した結果として自然と得られるプレミアム性が生み出すもので、G65AMGで手にする高級とは質や深さが違うことに気が付く。
こんな仕事をしていても、65AMGモデルに触れる機会はとても少ない。いま販売中のモデルではS65AMGに一度乗っただけ。だからこそ自信が持てなかったが、今回G65AMGにも乗りようやく確信が持てたコトがある。
65AMGが目指す目的地は、63AMGとは異なるのだ。そもそも63AMGに満足できない人の為に65AMGがあるのだから当然のことだが、63AMGに満足できないという65AMGオーナーの世界観がイメージできなかった。
Gクラスに限らずだが、65AMGが目指す先をひと言でいうなら、比類なき超ド級の高級である。ダイナミクス性能が高いとか、快適性に優れるとか、そんな部分的な性能だけを見た世界を追求しているのではないし、そんな部分的要素だけで3250万円に納得するわけも無い。速さがあり、快適があり、見た目があり、肌触りや耳から入る音など、全てを統合して最終的に他のクルマでは体感できない境地に達しているのがG65AMGなのだ。
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