11代目の新カローラは年寄りクルマなのか?
掲載 更新 carview! 文:吉田 匠/写真:中野 英幸
掲載 更新 carview! 文:吉田 匠/写真:中野 英幸
さて、話は一気に11代目に飛ぶ。今もカローラと名のつくクルマは世界中で発売されているが、この11代目は事実上の国内専用車で、日本以外ではニュージーランドで売られるだけだという。開発コンセプトは「大人4人が快適に長距離を移動できるミニマムサイズのクルマ」とされるが、ここで想定されている「大人」とは、明らかに中高年である。なぜなら、先代カローラのユーザーの主要層は60歳以上、さらにいえば65歳を超える高齢者が多く、新型もその点は変わっていないのだという。そういえば、初代カローラが発表されたとき19歳だった僕が今65歳になっているのだから、たしかにね、という感じだ。だから11代目は、高齢者が安心して運転できるクルマを目指して開発されてきた。
そのため全幅1695mmの5ナンバーサイズを維持すると同時に、フロントオーバーハングをセダンで50mm、ワゴンで60mm短縮して、取り回しのよさを際立たせている。しかも新型のボディは、最近のクルマとしてはAピラーの角度を起こし、その位置を先代より110mm後方に移して斜め前方の視界を改善するなど、日常的な運転し易さを向上させている。
ボディはセダン=アクシオ、ワゴン=フィールダーの2種類で、エンジンは前者が1.3リッターと1.5リッター、後者が1.5リッターと1.8リッターを搭載、1.5には降雪地向けの4WDも用意される。トランスミッションはCVTが標準だが、意外にも1.5のFFには5段MTの設定がある。昔から3ペダルの“手漕ぎ”一筋でやってきたドライバーは2ペダルへの移行に抵抗があって、今でもカローラユーザーの10%近くがMTを選ぶのだという。やっぱりカローラは今や、特殊なユーザーのためのクルマになっているようだ。
実は新型のシャシー、先代とは別物で、ヴィッツやアクアが使うBプラットフォームのホイールベースを伸ばしてカローラに応用しているのだが、リアシートのスペースの余裕を含めて、そのパッケージングはほとんど文句なしの出来だといっていい。
ログインしてコメントを書く
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
価格1500万円! レクサス最上級ミニバン「LM」に6座仕様登場 堂々の5m超ボディに超豪華シートが並ぶ!
[低予算サウンドアップ術公開]ドア内部のビビリ音を「予算ゼロ円」の簡単チューニングで抑制!
日産、営業利益前年比51%増!「Nissan NEXT」最終章、そして新経営計画「The Arc(ジ・アーク)」本格始動へ
スタイリッシュなファストバックスタイルが魅力の「408」ハイブリッドモデルが展示! プジョー出展情報【ル・ボラン カーズ・ミート2024 横浜】
アウディA1の限定モデルをオンライン販売 150台限定の特別装備を満載
RBは今季中にトップ5チームに完全に追いつけるのか? メキーズ代表「アップデートが出来上がれば、どんどん投入する。0.05秒でも違いがあればね!」
いすゞ「新型スタイリッシュSUV」登場へ! 存在感スゴイ「3段V字グリル」がカッコイイ! 「超静音モデル」25年にノルウェーで発売
今の時代だからこそ心穏やかにトコトコと走りたい! レトロな雰囲気に包まれた日産「FIGARO(フィガロ)」とは
日産自動車、営業利益51%増・5687億円の好決算---2023年度
MotoGPフランスFP1|母国戦クアルタラロ、大苦戦20番手……プラマックのマルティンが最速
ランボルギーニはサーキットでもサステナブル!「スーパートロフェオ」で「ISO 20121」認証を取得した「コルタウリ戦略」とは
トヨタの新世代BEV「bZ3C」「bZ3X」が北京モーターショー2024で初公開
オラオラ系エアーに車中泊クロスター。ホンダアクセスの新型フリード用パーツがなかなかイケてる
【えっ、もう受注開始?】新型「フリード」今日から予約可! 6月の発売待ちは悪手。販売店ナマ情報
レクサスLM“3列6人乗り”ついに発売! 4人乗りと何が変わった? 1500万円でライバルは高級SUV
新型「フリード」は2連ラインLEDの未来顔! 「エアー」登場でまさかのステップワゴン方式に
【まさに次期マツダ6?】マツダが中国で発表した流麗な新型セダンの日本導入が“絶対にない”理由
新型「フリード」5月登場! 「シエンタ」も改良で大激戦。デザイン派かコスパ派かでお勧めが違う
【年内納車も!】CX-80日本モデルは6月発表、8月予約開始。発売が遅れた“嬉しい理由”とは?
ゴルフにMINIにメルセデスに…初めての輸入車で絶対に失敗しない“王道” 5台とその理由
【くらべてみた!】人気沸騰中の本格オフローダー「ランクル250」と「ディフェンダー」 どちらがお好み?