アヴェンタドール海外試乗 アメージングな体験
掲載 更新 carview! 文:川端 由美/写真:ランボルギーニ・ジャパン
掲載 更新 carview! 文:川端 由美/写真:ランボルギーニ・ジャパン
ローマ郊外にあるヴァレルンガに到着した時、心臓の高鳴りは最高潮に達した。パドックに並ぶ雄牛の群れがこちらを睨みつけている。伝説のスーパーカー、「カウンタック」から連綿と受け継がれるシザー・ドアを持つことは、ランボルギーニの中でも12気筒モデルにのみ許された特権だ。空に向かってドアを跳ね上げた姿は猛々しくもあり、「やれるものならやってみろ」と挑発しているかのようだ。
4780mm×2260mm(ミラーを含む)×1136mmという地を這いつくばるようなディメンションを持ち、エッジの効いたスタイリングもまた「カウンタック」を彷彿とさせる。チェントロスティーレ・ランボルギーニのデザイナー陣は、伝統を受け継ぎながらも、斬新であるために惜しみなく力を注いだ。
LEDで隈取されたフロントランプが鋭い眼光を放ち、刃物のように鋭いプレスラインがボンネットからルーフを通してリアエンドまで貫かれている。サイドにはエアインテークが大きく口を開けており、運転席の背後に鎮座する12気筒ユニットの存在をアピールしている。一族に共通するYの文字をモチーフにしたリアランプと呼応するかのようにデザインされた大型ディフューザーとテールパイプが、ダイナミックなリアスタイルを造り上げている。もちろん、すべてのラインには機能があり、すべてのフォルムはスピードのために造られたものだ。
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