震災後、初のプラスに 8月のマーケット概況
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今回は、日本自動車販売協会連合会(自販連)、全国軽自動車協会連合会(全軽自協)、日本自動車輸入組合(JAIA)が発表した8月の販売データからマーケット概況をチェックしていこう。まず輸入車、軽自動車を含め、国内で販売された乗用車総数は27万3273台で、前年同月比は74.0%と12カ月連続で前年を下回った(貨物車、バスを含む総新車販売台数は32万9838台/前年同月比77.6%)。昨年は新車購入補助金制度終了前の駆け込み需要で、同月比40.1%増と売り上げを伸ばしていただけに下落率は大きいが、一昨年の09年と比べると、同月比は103.7%と3月の震災後では初めてプラスとなった。8月はもともとクルマが売れる月ではないので、前月比もマイナスだが、回復基調が明確になったといえそうだ。
輸入車と軽乗用車を除く3/5ナンバーの国産乗用車(日産マーチ輸入分含む)は17万3404台で、前年同月比は68.4%。ただ09年との比較では2.5%のプラスだ。メーカーブランド合計では、「CT200h」に加え、「IS」、「RX」が前年超となったレクサスと、「ソリオ」が目標の56%増と好調なスズキ以外は前年を下回り、とくにホンダとマツダは前年同月比50.9%、53.8%と大苦戦。ホンダは「フィット」こそ1万6868台(ハイブリッド、シャトル含む)で月間ランキング2位と堅調だが、「フリード」や「ステップワゴン」が前年同月比30.2%、22.3%と落ち込み、マツダも先月は1万台超で4位にランクアップした「デミオ」が5868台、前年同月比65.6%と伸び悩んだのが響いた。
月間ランキングでは「トヨタ プリウス(α含む)」が2万4998台で3カ月連続トップ。αが5729台と好調で、シリーズ全体で前年同月比12.3%増となった。2位の「ホンダ フィット」は、ハイブリッド6122台、シャトルハイブリッド3769台とハイブリッド車が全体の58.6%を占めている。このほか、デミオが6位に後退したが、「パッソ」、「ヴォクシー」がベスト10圏内に返り咲くなど、トヨタ勢の復調ぶりが目につく結果となっている。
軽自動車は乗用車部門が8万4617台で、前年同月比83.4%(貨物車を含めた全体は11万3328台/前年同月比84.4%)と11カ月連続のマイナス。今月発売のリッター30kmを達成した「ダイハツ ミライース」に期待がかかる。
輸入乗用車は海外メーカー製のみでは1万4839台、前年同月比106.9%とプラスに転じた(日本メーカー製含む輸入乗用車全体では1万8890台、前年同月比99.5%)。海外メーカーブランド別乗用車ランキングはVW(フォルクスワーゲン)が3502台で8カ月連続トップ、2位は2490台でBMW(MINIを除く)がワンランクアップし、3位は2430台でメルセデス・ベンツ。ベスト10圏内ではトップのVWと7位プジョーを除き、4位アウディ、5位MINI、6位ボルボ、8位フィアット、9位ルノー、10位ジープとも前年を上回る売れ行きだった。
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