A3スポーツバック登場 Wi-Fi機能を初搭載!
掲載 更新 carview! 写真:中野 英幸
掲載 更新 carview! 写真:中野 英幸
9月3日、約10年ぶりのフルモデルチェンジを受けた「アウディ A3スポーツバック」が発表された。ゲストには女優の木村佳乃さんが招かれ、クルマとしては日本初のWi-Fi機能「アウディコネクト」の先進性や利便性も強くアピールされた。ちなみに今回の発表会は、日本郵便が手掛けた商業施設「KITTE(東京都千代田区)」で開かれたが、これも"情報発信"というキーワードを意識したものだ。A3シリーズは世界累計300万台を達成したアウディの主力モデル。今回のモデルは第三世代にあたる。
新型A3スポーツバックのボディサイズは、全長4325mm(先代比+35)×全幅1785mm(同+20)×全高1435mm(同-30)。先代よりも伸びやかで低いスポーティなラインが特徴となるが、注目したいのはボディの軽量化。最新のアルミハイブリッド構造を用いたA3スポーツバックでは、ボディが大きくなったにもかかわらず、先代モデルから最大で60kgのダイエットに成功しているのだ。
インテリアは全く新しいコンセプト。3D形状を多用したダッシュボードやジェットエンジンを用いたエアコン吹き出し口、新形状のMMIコントロールが特徴となる。60mm延長されたホイールベースが割り当てられた後席とラゲッジは、従来よりもゆとりと快適性が高められている。また、ほぼ完全停止まで行うアウディブレーキガード機能付きのACC(アダプティブ・クルーズ・コントロール)が、8万円でオプション設定された。
最大の注目は、MMIナビゲーションシステムの拡張機能として搭載された「アウディコネクト」。専用モジュール(3G) によってインターネット接続し、Wi-Fi経由で最大8台までのモバイルデバイスと接続することができる。これにより、天気予報や駐車場検索、ガソリンスタンド情報など、ドライブに役立つ情報をより手軽にすばやく手に入れることができるほか、ナビ画面でGoogleアースやGoogleストリートビューを表示したり、POI(ポイント・オブ・インタレスト)検索ができるようになった。
ちなみにMMIナビゲーションは30万円のオプション装備だが、アウディ購入者の大多数が選んでいるという。30万円にはアウディコネクトの3年分の接続料(一か月あたりの情報量に制限あり)も含まれている。
9月17日から販売が始まるのは、「1.4 TFSI(308万円)」と「1.8 TFSI quattro(393万円)」の2グレード。まずベーシックグレードの「1.4 TFSI」では、122ps/200Nmの1.4L直噴ターボに7速Sトロニックが組み合わされ、燃費は19.5km/Lをマークする。
一方、上級グレードの「1.8 TFSI quattro」には、180ps/280Nmの1.8L直噴ターボに6速Sトロニックが組み合わされる。注目は価格設定で、先代の2.0TFSIクワトロの458万円から65万円安。クワトロ搭載モデルがより身近になったといえるだろう。
11月から発売される2モデルも要チェックだ。まず「1.4 TFSI with COD(347万円)」には、1.4L直噴ターボに運転状況に応じて4気筒⇔2気筒を自動的に切り替えるCOD(シリンダー・オン・デマンド)が搭載され、シリーズ最高の20km/Lを達成している。
そして「S3 スポーツバック(544万円)」は、言わずと知れたスポーツグレード。2.0L直噴ターボが放つ280ps/380Nmというハイパワーが自慢のクワトロを通して路面に伝えられ、よりダイナミックな走りを愉しむことができる。
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