改良版デミオ&CX-3に試乗。毎日食べるお米はもっと旨くする…の巻
掲載 更新 carview! 文:小沢 コージ /写真:篠原 晃一
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そのほかデミオに限って大きいのは、この世代から1.5Lディーゼルエンジンに独自の騒音防止システム、ナチュラルサウンドスムーザーが加わったこと。CX-3には既にデビュー時から備わっていたパーツで、ピストンのピンをダンパー代わりに使ってディーゼル特有のガラガラ共振音を抑えるもので、完璧に消し去れはしないけど非常に効果的。特にこの世代から、周波数を散らす機能も加わって静粛性は確実に増してます。
さらにこれぞマツダならでは! と思ったのがなんとアテンザやCX-5を差し置いて投入してきたALH、アダプティブLEDヘッドライト。これは基本的にはアテンザに搭載されていたハイテクライトシステムで、従来はハイビーム用LEDを4分割し、前方を明るく照射しつつも、対向車が来たら部分的に消して安全性を保つもので、この世代から11分割に進化。より広く細かく照射コントロールができるようになったわけで、これを後付けで買ったら20万円はする!? という高価なライトシステムを一番安いデミオ、CX-3に入れてきたから凄い。
言わば家族で一番小さい小学生の末っ子に最新iPhone7を買い与えるような平等具合でありまして、これぞマツダの真骨頂。良いモノはとにかく一番早いタイミングで、与えられる車両から与えるという理想主義です。
そのほかハイテク安全システム「i-ACTIVSENSE(アイアクティブセンス)」もほぼ最新世代にアップデートされて上記ライトシステム以外にスマート・ブレーキ・サポートやスマート・シティ・ブレーキ・サポート、レーダー・クルーズ・コントロールや、バック時も効くAT誤発進抑制制御も搭載。
まさに見た目を変えずに、中身、つまり味だけを良くするという超マジメでマツダらしい改良。毎日食べる地味なお米をより旨くするような進化で、果たしてこの理想主義、どこまで突き通せるかますます見ものですな。
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