ランドローバーに異変あり。末弟・ディフェンダーが上位モデルを超えてしまった!?
掲載 更新 carview! 文:小沢 コージ /写真:ジャガー・ランドローバー・ジャパン 56
掲載 更新 carview! 文:小沢 コージ /写真:ジャガー・ランドローバー・ジャパン 56
実際走り出してみると初代の硬さやゴツゴツ感はなく、上級サルーンのそれ。特に舗装路を走ってる時は、コレ本当に本格SUVなの? と言いたくなる上質さだ。
発進は滑らかかつ静かで、本格アウトドアタイヤを履いているだけに、パターンノイズこそ入ってくるが乗り心地はいい。旧型より軽量化されたとはいえ、2.2トンの車重も活きている。
加速感もしっとり上質だ。パワートレインは一見物足りない2Lガソリン直4ターボのインジニウムエンジン+8速ATだが、300psの最高出力と400Nmの最大トルクを発揮するだけに十分。本格SUVにありがちなローギアードギアボックスによる回転の頭打ち感もなく、高速も悪くない。
こうなると悪路をマジで走れるの? もしやファッション4WDになっちゃったんじゃない? と思いがちだが、これまた凄い。
妙高の結構な勾配の本格オフロードコースではキャラが豹変する。まずは若干分かりにくいインパネスイッチ操作でオフロードモードにすると車高が自動で7.5cm上がる。同時にギアはすべてローギアード化され、3速フルスロットルでも40~50km/hしか出なくなる。しかもモダンSUVならではの装備として、オフロードモードでモニターに映し出される3Dサラウンドカメラの映像が便利なのだ。
走行中のフロントタイヤがボンネットを透過して見える合成映像が投影され、凸凹の悪路でも安心してステアリングを切ることが出来る。あと数cm右を切ってればボディを、岩にぶつけなかったのに! ということが防げる超安心装備なのだ。
そのほかいわゆるデジタルバックミラーたる「インテリアリアビューミラー」も老眼の年配者以外には便利で、ラゲッジに荷物満載でも運転席から後方路面が確認できる。
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