好調のデミオに試乗。ディーゼルとガソリンモデルを乗り比べたら?
掲載 更新 carview! 文:塩見 智/写真:篠原 晃一
掲載 更新 carview! 文:塩見 智/写真:篠原 晃一
指宿スカイラインはひたすら右へ左へコーナーが続く。アップダウンも加わる。ひとつひとつのコーナーが長く回りこむように走る場面も多い。ただコーナーの曲率が途中で変わらないのでおっとっと…とはなりにくく、走っていて気持ちよい有料道路だ。料金を支払ってディーゼル4WDデミオのアクセルを深く踏み込むと、ディーゼルターボ特有のひと呼吸を感じさせた後、怒涛の加速を見せる。4WDだから一瞬も空転はない。その気になればリミットの4500rpmまでキレイに回るが、そこまで回しても速さにはつながらないので、スムーズに速く走らせたいなら最高出力を発する4000rpm前後に達した時点で自分でギアアップすべきだ。とはいえギア管理をATに完全に任せたって相当に力強く走らせることができる。
4WDでもリアサスはトーションビームのままだが、元々デミオのリアサスは高剛性ボディの効果もあってよく動き、よく仕事をする。路面のうねりにもよく追従してくれるので、安心感が高い。飛ばした時の報告ばかりになってしまったが、安心して飛ばせるということは、すなわち普通のペースならさらなる安心感を得られるということ。ファミリーカーとして使っても快適そのものだ。
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