新型アウトランダーPHEVに試乗。「驚き」は見た目の改良だけではない
掲載 更新 carview! 文:岡崎 五朗/写真:篠原 晃一
掲載 更新 carview! 文:岡崎 五朗/写真:篠原 晃一
アウトランダーPHEVはもともと走りのいいクルマだった。前後に搭載した出力60kW(82ps)のモーター2つを使い、静かに、滑らかに、気持ちよく走る様は、SUV離れした洗練度を備えていた。
今回、細かいチューニングの変更は受けたものの、基本的なシステムや制御の考え方は踏襲している。バッテリーが残っている限り基本的にはEV状態で走り、エンジン効率が高い高速巡航時や、瞬発力が求められる急加速時、バッテリーが底をついたときのみエンジンをかける。家で充電をしておくか、外出先の普通充電器や急速充電器で充電すれば、ガソリンはほとんど消費されないということだ。
では何が変わったのかというと、いちばん分かりやすいのは静粛性だろう。遮音材や吸音材を25kg(!)も追加することで、エンジンやモーターの音だけでなく、タイヤノイズや外部騒音も徹底的に封じ込めた。さらに、フロントに採用した新構造のサブフレームや、ドアシールの改良、ダイナミックダンパーの採用など、騒音対策と振動対策は「本当に?」というレベルに達している。
実際、走り始めた直後から、もともと優秀だった静粛性がさらに高まっていることに気付いた。これはもう高級セダン並みと言っていい。ザラついた路面でもゴーッというタイヤノイズの高まりは最小限だし、高速道路での風切り音も驚くほど低い。決して小さくないサイズのSUVが、まるで風を受けたヨットのように悠々とクルージングしていく……他では味わえない、アウトランダーPHEVならではの醍醐味だ。
ログインしてコメントを書く
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
新デザインになった「ゆるキャン△ピングカー」イベント展示とオフィシャルグッズ販売が決定!
エステバン・オコン、今季限りでアルピーヌを離脱「次の計画はすぐに発表する」
ルノー「カングー」でこだわりの趣味を満喫!最長1年間貸与のモニターキャンペーン第3弾
シボレー「コルベット E-RAY」発表 史上初の電動化&AWD車 加速性能は歴代最速に
ホンダ、新エアロにより最高速は向上も残る課題。新エンジン投入はサマーブレイク後の見込み/第7戦イタリアGP
ザ・ニッポンの高級車の進化──新型トヨタ・クラウン・クロスオーバー試乗記
トヨタの豊田章男会長、不正発覚で陳謝 認証プロセス異常を管理する仕組みを年内に構築
ボルボの最新BEV「EX30」の全身に息づく"ほどよきこと"の魅力
トヨタが発表した不正行為と対象車種の一覧
「5ナンバー車」もはや中途半端? 規格を守る意義 “ちょっと幅出ちゃって3ナンバー”と、実際違いあるか
『フェルスタッペン×アロンソ』“最強タッグ”の可能性はあったのか? レッドブル重鎮マルコ「チームを良い方向に進めるのは難しかっただろう」
[サウンド制御術・実践講座]「タイムアライメント」を使いこなせると、演奏を立体的に再現可能!
ステップワゴン、ZR-Vなど4車種が価格改定 原材料価格と物流費が影響
【販売店も確信】次期「デリカD:5」やはり開発中。独自ボディとPHEV化で「デリカD:6」を名乗る?
“想定外”が頻発する耐久の現場。技術開発に留まらない、トヨタが水素で挑戦するワケ【S耐富士24hレース】
【そもそも買えるの?】ランクル300と250、レクサスLXとGX。“最強に買い”なモデルとは
【228万円】一番安いのに装備が充実…? 「マツダ3 ファストバック 15S」はアリかナシか
売れてる軽EV「サクラ」がライラック×黒の乙女系2トーン追加や仕様向上。価格は約4~5万円上昇
こっちが本命? ノートクロスオーバーがデザイン一新。タフ感強調で本家よりアリかも…?
【電動ツインブースト!】新型「911」の目玉はハイブリ搭載「GTS」。加速が大幅進化の理由
ヒロミ絶賛の乗り心地、電動トノカバー高すぎ!? 発売から3ヶ月経ったトライトンのユーザー評価は?