ケイマンGT4試乗。バーゲン価格のハンドリングマシン
掲載 更新 carview! 文:島下 泰久/写真:ポルシェジャパン
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中身の進化も意欲的だ。まずパワートレインは、エンジンにケイマン史上最大の3.8Lフラット6が搭載される。そして、911カレラS譲りの最高出力385ps、最大トルク420Nmを発生するこのエンジンには、何と6速MTだけが組み合わされる。筆者のようにPDKだけになってしまった911GT3に寂しさを覚えていた人にとっては、まさに嬉しいプレゼントと言えるだろう。こちらは当然、内部が強化され0-100km/h加速は4.4秒、最高速は295km/hとなる。
それ以上に大きく手が入れられているのがシャシーだ。まずフロントサスペンションは多くの部品を911GT3から流用しており、性能を向上させているのみならず、キャンバー角の調整などを可能にしている。リアサスペンションは、911のマルチリンクに対してマクファーソンストラットと形式が異なるため部品の流用はされていないが、リンク類は強化されジオメトリーも変更。倒立式ダンパーが使われ、ストラットにはヘルパースプリングも組み込まれている。
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