次期ミニクロスオーバー&PHV発表。PHVは4WDでEV航続距離40km
掲載 更新 carview! 文:竹花 寿実/写真:Kimura Office
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通常のオートeDriveモードでは、発進から80km/hまでは電気モーターのみで走行し、80km/hを超えるかキックダウンをするとガソリン・エンジンが始動する。またバッテリーの残量が7%未満になると自動的にガソリン・エンジンが始動する。
インパネに備わるトグルスイッチでマックスeDriveモードを選ぶと、125km/hまでのEV走行が可能となる。この時も同様に、125km/h以上での走行やキックダウン時にはガソリン・エンジンが始動する。
バッテリー残量が少ない場合のために、セーブ・バッテリー・モードも用意されている。このモードでは、ガソリン・エンジンでの走行が主体となり、状況に応じて発電し、バッテリー残量を90%以上に維持する。
前後アクスルをそれぞれ異なる動力源で駆動するため、ハイブリッド・システムとDSC(ダイナミック・スタビリティ・コントロール)は常に連携している。ガソリン・エンジンのみ、または電気モーターのみで走行中に、グリップを失うような状況になると、すぐさまもう一方の動力源が始動し、スタビリティを確保する。この技術は「BMW i8」で培われたものだ。結果、あらゆる天候条件や路面状態において、優れたトラクションを確保する、インテリジェントな4WDシステムを実現した。
また、ナビゲーション・システム搭載車は、目的地までの道のりでEV走行を最大限利用するように、適切にエネルギー管理を行う機能が搭載される。
標準モデルとの違いは、バッテリー残量や走行モードなどが表示される専用メーターパネルを装備する点や、ラゲッジ容量が若干少ない点などとなっている。ただし、使い勝手に大きく影響するレベルではない。
なお、このPHVバージョンもLAオートショーでお披露目される可能性が高いが、正式なアナウンスはない。価格や発売時期についても現時点では不明だ。
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