五木寛之インタビュー・著書『雨の日には車をみがいて』で読み耽るレシプロ黄金時代の名車の魅力
掲載 更新 carview! 文:杉山 元洋/写真:望月 浩彦 27
掲載 更新 carview! 文:杉山 元洋/写真:望月 浩彦 27
アルファ・ロメオ、ポルシェ、メルセデス、そしてサーブなど、9台の自動車と女性たちを描いた五木寛之氏の小説『雨の日には車をみがいて』が、2022年1月に復刊を遂げた。人生を彩る存在の自動車がEVへとシフトするいま、年齢性別を問わず再評価され話題となっている作品と自動車の持つ魅力について、作者の五木寛之氏に伺った。
「僕のクルマ人生はとにかくラッキーだった」と、65歳で免許を返納するまでの自動車生活を振り返る五木寛之氏。「なにしろ、レシプロエンジンを搭載したガソリン車の黄金時代を、無事故で体験できたんだからね」というのがその理由だ。
小説『青春の門』や、『大河の一滴』などの随筆。そして、仏教に根ざした人生の道しるべとも言うべき作品を著した知の巨人・五木氏。
一方で自動車評論家の徳大寺有恒氏、元レーシングドライバーの黒澤元治氏らと交友するなど、車好きとしても知られ、「疾(はし)れ!逆ハンぐれん隊」など、自動車を題材にした作品も少なくない。
そんな五木氏が愛してきた車たちが登場する恋愛小説、『雨の日には車をみがいて』が、2022年の初めに幻冬舎より復刊された。
「当時はまだ気軽に海外に行ける時代ではなく、車が欧米へのつのる憧れの寄りしろになっていた。この物語に登場するのはスーパーカーではなく、外車と言っても自分が頑張ればなんとか手に入れられた車ばかりなんです」と五木氏は懐かしそうに振り返る。
本作に登場するのは、シムカをはじめ、アルファ・ロメオ、ポルシェ、ジャグヮー、メルセデス、サーブなど、欧州の名車たち。いずれも実際に氏の愛車となったモデルで、五木氏の半自伝的な内容となっている。
>>次のページ:ピエール・カルダンが大衆車を手掛けた時代
ログインしてコメントを書く
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
運転しやすく車内も広い! 就寝スペースもバッチリ確保できる日産NV200バネットがベースのキャンパー
ええ、[初代オデッセイ]のスペアタイヤマジかよ!! もうちょい置き場所なかったのか!?
バニャイア、不調断ち切る渾身のアタックで初日最速。2年ぶりに3名がレコード更新/第4戦スペインGP
ヤマハ、クラッチローのワイルドカード参戦計画を発表。イタリアGPを皮切りに計3戦に出走/MotoGP
新型CX-80が待ち遠しい! マツダが今年も良いSUVを揃えて来た 今季注目のSUVも交えて一挙公開
周冠宇、中国マクドナルドのビーフバーガー・アンバサダーに就任
【輸入車BEV販売比率1位のアウディ】 急速充電ステーションを東京都千代田区にオープン
フリード&シエンタの対抗馬はこれでいい! 日産にはキューブキュービックという3列ミニバンがあったじゃないか!
【MotoGP】クアルタラロ、タイヤ内圧違反でスペインGPスプリント3位失う。代わってペドロサが2017年以来の表彰台
ニュルの頭文字を掲げる電気自動車【ヒョンデ Nブランド】
自由に闊歩するロバたちはゴールドラッシュの名残り!? オートマンは街まるごとテーマパークのような観光スポットです【ルート66旅_49】
ジャガー、してやったり! 完璧チームプレイで他チーム翻弄ワンツーフィニッシュ|フォーミュラE第8戦モナコ
史上最強のディフェンダー“オクタ”まもなく登場。V8搭載で2000万円級も初回220台は即完売か
ホンダが斬新デザインの電動SUV「e:NP2」を中国で発売。足元揺らぐBEV市場に不安も…
WR-Vには負けられん! 「ヴェゼル」が新顔「ハント」を加えて色々テコ入れ、格の違い目指す
【1年以内に発売予定!】トヨタ新BEV「bZ3C」&「bZ3X」を中国で世界初公開
マツダが後輪駆動スポーティセダン「EZ-6」を中国で発表! 新型「CX-5」を匂わすSUVコンセプトも
伝説の「パジェロ」に続き「パジェロミニ」も開発中か。三菱が“令和のRV軍団”復活へ
【こりゃ驚いた!】欧州三菱コンパクトSUV「ASX」がマイナーチェンジで顔一新!
【同じに見える人集合】新型ミニはどこが変わった? 新旧の違いを写真でチェック!
200万円台前半でも走りはシビック級。コスパの鬼「WR-V」の秘密はホイールベースにあった