アウディ A6に2リッター4気筒ターボ搭載グレード追加。その乗り心地は体験して損なしかも
掲載 更新 carview! 写真:編集部 312
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一般道での走りの印象は、全長5メートルに迫る巨体に関わらず、軽やかさが際立ちます。足回りは柔らかくしなやか。確認してみると、ダンパーの設定やパワーステアリングのアシスト量、エンジンとギアチェンジ特性が任意に変更できる「アウディドライブセレクト」の設定が、快適性重視の「コンフォート」モードとなっていました。「オート」や「ダイナミック」という他のモードも試してみましたが、一般道ではコンフォートが編集的には最もしっくりきました。
続いて高速道路に乗ってみました。2リッター直4ターボエンジンは必要十分にパワフルで、加速時のサウンドも軽やかで無理して頑張っている感がないのもA6のキャラに合っています。
試乗車は標準の18インチではなくオプションの20インチホイールと、電子制御のダンピングコントロールサスペンションの組み合わせでしたが、高速道路のつなぎ目程度の段差ではまったく突き上げを感じず、まるで地面を数センチ浮いているかのよう。しかし、一般道と同じ「コンフォート」モードでは、ステアリングがちょっと軽すぎる気がして、「ダイナミック」モードに変更するも、今度は脚が硬すぎる印象に。
そこで、「インディヴィジュアル」というカスタムモードで、ダンパーを「コンフォート」、ステアリングとエンジン、ギアチェンジ特性を「ダイナミック」にしてみたところ、乗り心地の良さに、ビシッとした直進安定性とリニアな加速感がプラスされ、まさに快適高速移動空間が出現。同乗した編集Kとも高速道路を快適に走れるおススメ設定と意見の一致を見ました。
そんなA6ですが、ちょっとした気になる点も。まず、高速道路では渋滞時など低速域でしかステアリングのセンターキープアシストがなく、高速域でもほしかった機能だったなと。他にも後席に183センチの編集Sが座ったところ、髪の毛が天井に触れてしまったり、運転席で左足のフットレストが右側にオフセット気味でちょっと窮屈に感じたのも地味に気になりました。
いずれにせよ、そんな重箱の隅をつつくくらいしか文句の言いようがなかったアウディ A6 45 TFSI クワトロ スポーツ。メルセデス・ベンツ EクラスやBMW 5シリーズのような、ぱっと見のわかりやすさが足りずに損をしている印象はあるものの、同クラスでお悩みの方は、じっくり試乗してA6の実力を確かめてみても、時間の無駄にはならないのではないかと感じた試乗でありました。
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