「N-BOX」「スペーシア」「タント」 軽スーパーハイトワゴントップ3をあらためて比べてみた
掲載 更新 carview! 写真:編集部 78
掲載 更新 carview! 写真:編集部 78
現在の日本の自動車販売ランキング上位を占めるのが軽自動車のスーパーハイトワゴン。2018年度の販売実績ではホンダ「N-BOX」が23万9706台(月平均1万9975台)、スズキ「スペーシア」が15万8397台(同1万3199台)、ダイハツ「タント」が14万2550台(同1万1879台)と、クルマ離れが叫ばれる中、コンスタントに売れるヒット商品となっています。
ということで、編集が今回このランキングトップ3モデルに乗ってみて、良かったところと気になったところをまとめてみました。いずれの試乗車もNAエンジンモデルの売れ筋グレードです。
はじめは2019年上半期もトップを維持した「N-BOX」から。現行型は2017年デビューの2代目。ノーマルタイプとカスタムの2種類のスタイルがあり、エンジンはそれぞれに660cc3気筒のターボ(最大出力64ps、最大トルク104Nm)と、NA(同58ps、同65Nm)を設定。価格は141万1300円~212万9600円となっています。
今回の試乗車はノーマルでNAエンジンの「G・EX Honda センシング」(FF・164万2300円)です。
N-BOXの良かったところです。
<乗り心地の良さとバランスの良い走り>
N-BOX最大の長所は乗り心地でしょう。これには編集全員が驚きました。足がよく動き、首都高の継ぎ目などの段差もうまくいなし、ボディに大きな振動を伝えてくることはありません。また遮音性が高いこともあり、車内の快適度はかなり高め。さらにはバランスの取れた走りも魅力で、NAエンジンでも実用域のトルクがしっかり出ている印象。流れに乗って走る領域ではストレスを感じません。操舵性もよく、コーナーはステアリングの操作に対して素直に反応してくれます。ただし、背が高いので深めのコーナーではぐらりとロールするので注意が必要です。
<質感高めのデザイン>
外装、内装ともに落ち着いたデザインで、センスよくまとめられているように感じました。特に内装はインパネのマットなシボやメーターまわりなどは質感高めで、多くのユーザーの所有感を満足させてくれそうです。
N-BOXの気になったところです。
<ACCが最新スペックではない>
全車に標準装備されるACC(前車追従式クルーズコントロール)が30km/h以下でキャンセルされ停止までは行いません。加速・減速の効き具合はいい塩梅で、使い心地の良いものですが、今や全車速追従式が一般的になりつつあり、新型タントが全車速を採用したこともあり、物足りなさがあります。また自動でステアリングを操作して車線内走行を支援する「LKAS(車線維持支援システム)」の精度はやや不安定で、ゆったりではあるものの、右左に進路が乱れてしまいます。
<シートがフラットで固め>
気になったのがシートの形状と硬さ。おそらく乗り降り重視の設計からフラット感が強めの座面と思われますが、交差点などのカーブでも体が動いてしまう感じ。また座面が固めで長時間の運転はちょっとつらいかもしれません。
【 ホンダ Nボックスのその他の情報 】
ホンダ Nボックスの中古車一覧
ホンダ Nボックスのカタログ情報
ホンダ Nボックスの買取相場
次のページ>>スペーシアはシンプルかつポップなデザインが光る
ログインしてコメントを書く
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
年に1度のシボレー祭り! コルベット E-Rayも登場した「CHEVROLET FAN DAY 2024」にファンも熱狂!!
ジュネーブショーが終焉、魅力低下で来場者数も伸びず 後継ショーを2025年11月にドーハで開催
ウイリアムズF1、軽量化で今季FW46が“戦える”マシンに? 最低重量到達まで約14kg。モナコでは片鱗見せる
究極のオフロードビースト「イネオス グレナディア クォーターマスター」登場!ディフェンダーを超えるそのドライビングパフォーマンスとは?
都心~臨海部が「一瞬」に! 無料バイパス「築地虎ノ門トンネル」開通から1年半で反響多数「ガチ便利」「革命的」信号ゼロの劇的効果は?
タトラの新型トラック『フェニックス』、伝統のオフロード性能を継承 6月5日発表
懐かしの「デルタHFインテグラーレ」の再来!? ランチア新型「イプシロン」に高性能4WDモデル「HF」発表 2025年にラリー復帰
ベスパ『GTV』に新色トラボルジェンテグレーを追加し発売
BEVバスは海外メーカー強し! バステクフォーラムで目立つ中・韓の最新車両
三菱新型「デリカ」25年登場!? 20年ぶり全面刷新で斬新デザイン採用か どんなカタチで登場する?
明日オープンの「Yamaha E-Ride Base」 施設内の様子とガイドツアー体験を解説
三菱自動車、被災地に追加で車両無償貸与…能登半島地震
【858万円】650psのハイパフォーマンスEV ヒョンデ「アイオニック5 N」発売
異色のハイブリッドと内外装変更。マイチェンと呼ぶには見どころ多めな新型「ポルシェ911」まとめ
【70年の歴史で初】コルベット E-Ray発表。6.2L V8+モーターでマッスルカーも電動四駆の時代に
気なるところ多少あれど…スバルの頂点「レガシィ アウトバック」はとにかく快適だった
ダイハツ謹慎終了の合図は新型「ムーヴ」。禁断のスライドドアでN-BOXやワゴンRをぶん殴る
ステップワゴン、ZR-Vなど4車種が価格改定 原材料価格と物流費が影響
【販売店も確信】次期「デリカD:5」やはり開発中。独自ボディとPHEV化で「デリカD:6」を名乗る?
“想定外”が頻発する耐久の現場。技術開発に留まらない、トヨタが水素で挑戦するワケ【S耐富士24hレース】
【そもそも買えるの?】ランクル300と250、レクサスLXとGX。“最強に買い”なモデルとは