値落ちが少なく、高すぎもしない。高リセールが期待できるSUVの狙い目5選
掲載 carview! 52
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何でも値上がりの今、クルマを買うなら少しでも値落ちの少ないモデルを選びたいのが心情だ。
ただ、値落ちしないとは言っても、フェラーリのような超高級車は多くの人にとって現実的でなく、あくまで普段乗りする前提で車両価格が高過ぎないことも条件として挙げたいところ。
ということで今回は、乗り換え検討中の方に向け、値落ちが少なく、高過ぎもしないクルマを5台選んでみた。
まず、最初に紹介するのは「トヨタ ハリアー」だ。人気のSUVの先駆けでもあり、4代目へと進化を遂げている。今回は売れ線の上級グレード「Z」(ハイブリッド・2WD)で、その中古車市場での価格をチェックしてみた。
<写真:ハリアー>
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こちら新車価格は462.8万円となかなか高価だが、3年落ちの中古車価格を見てみると、おおよその平均値は403.8万円となる。
なお、過走行車や事故車が抽出対象に入らないよう、平均算出の条件は「走行2-3万キロ/事故なし」とした(以下、基本的に同じ)。ここで、403.8万円という中古車価格は新車価格の約87.2%。
もちろん、中古車の販売価格と買い取り価格は異なるものの、大部分比例するから、3年落ちのリセールバリューが大体50~60%と言われている中ではかなり良い値と言えるだろう。
次は、「トヨタ RAV4」を見ていく。こちらはオフロードイメージが強いこともあり、グレードはAWD ハイブリッドの上級グレード「G」で調べてみた。
<写真:RAV4>
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結果は、新車価格430.4万円に対して、3年落ち中古車の平均価格は342.9万円となり、約79.7%をキープしている。平均的なモデルと比べると少なし、新車の購入価格がハリアーより抑えられるのもRAV4の魅力だろう。
>>エクストレイルってどんなクルマ?価格やスペック情報はこちら
では次に「日産 エクストレイル」はどういう状況だろう。エクストレイルは昨年フルモデルチェンジしたばかりなので、比較グレードには先代で売れ筋だった純ガソリン車の「20Xi VセレクションAWD」(新車価格(当時):325万円)を選んだ。
<写真:現行エクストレイル>
<写真:先代エクストレイル>
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こちらの中古車平均価格は244.4万円と新車当時の約75.2%。ハリアーやRAV4よりは若干値落ちしてしまうが、代替わりしたことを考えると非常に健闘しており、現行モデルならさらに3年後の価格が上がる期待も持てる。
ただ、エクストレイルの場合、今新車で買える現行型は全車ハイブリッドになったため、スタート価格が351万100円、売れ筋グレードの「X e-4ORCE AWD 2列シート」は404万9100円と、先代よりかなり値上がりしている点は気を付けなければならない。
>>アウトランダーPHEVってどんなクルマ?価格やスペック情報はこちら
次にプラグインハイブリッド(PHEV)の人気モデル「三菱 アウトランダーPHEV」についても見ていきたい。こちらも一昨年フルモデルチェンジをしているため、3年落ちで値落ちを見るには先代モデルとの比較にならざるを得ない。
<写真:現行アウトランダーPHEV>
<写真:先代アウトランダーPHEV>
>>現行アウトランダーPHEVの中古車情報はこちら
>>現行アウトランダーPHEVのユーザーの評価はこちら
>>先代アウトランダーPHEVの中古車情報はこちら
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ここで先代の売れ筋は「PHEV G プレミアムパッケージ」(新車価格(当時):499万円)だったが、現在の中古車価格は平均で351.9万円と新車のおよそ70.5%と7割台をマークしており、リセールバリューの平均ラインを上回っている。
何より、PHEVは上手く使えば燃料代がほぼかからないから、経済負担をかなり減らせるのも魅力だ。
>>ヤリスクロスってどんなクルマ?価格やスペック情報はこちら
最後は、コンパクトなモデルがいいという人にお勧めの「トヨタ ヤリスクロス」。売れ筋はハイブリッドの中間グレード「G・FF」で新車価格は239.4万円となっている。
<写真:ヤリスクロス>
>>ヤリスクロスの中古車情報はこちら
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一方、同グレードの3年落ち中古車平均価格は何と228.7万円で、新車当時の約95.5%を保っているのだ。
これは、おそらく半導体不足等によって新車の納期が長期化していることも影響しているだろうが、その根本には抜群のトヨタ人気があると見て間違いないだろう。
しかも、ヤリスクロスは新車価格も相対的にお手頃だから、その意味でもお勧め度は高い。あとは納車まで待てるかという問題はあるが、部品の供給不足も回復しているようだから、今後に大いに注目だ。
以上、値落ちが少なく、高過ぎもしないクルマ5選を紹介してみた。乗り換えの参考になれば幸いだ。
<終わり>
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