本日発表! 8年ぶりのFMCを受けた「ジャガーXF」に海外試乗
掲載 更新 carview! 文:川端 由美/写真:ジャガー・ランドローバー・ジャパン
掲載 更新 carview! 文:川端 由美/写真:ジャガー・ランドローバー・ジャパン
早速、ナバラ・サーキットを目指して、ステアリングホイールを切る。アッパーミドル・クラス・セダンの試乗にあたってサーキットでの試乗を用意したことは、当然、ジャガーがこのクルマをスポーティに作り上げた自信の表れでもある。
430Nmもの最大トルクを1750rpmから発生して後輪で路面を蹴るという、高級セダンらしいパワフルな走りに好感が持てる。吹け上がりも軽快で、エンジン回転数のレブリミットさえ見なければ、ディーゼル・エンジンとは思えないほどだ。ZF製8速ATは変速マナーがよく、多段化されていてもビジーな感じはしない。
フロント・サスペンションの形式がダブルウィッシュボーンを採るのは先代と同じだが、インテグラル・リンクに刷新されたリア・サスペンションが乗り心地に及ぼす効果は絶大だ。28%も剛性が高められたボディと相まって、スペインの荒れた道でも乗り心地がいい。
それでいて、高出力版でも、4.3L/100kmという燃費性能なのには驚かされる。軽量なアルミ素材を多用した構造にボディを刷新し、最大で190kgもの軽量化が図られたことは、走行性能と燃費性能の双方に好影響を及ぼしている。
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