真打登場、V60 T4にR 中身×価格の競争力!
掲載 更新 carview! 文:小沢 コージ /写真:小林 俊樹
掲載 更新 carview! 文:小沢 コージ /写真:小林 俊樹
早速乗ってみたT4 R-DESIGNのワゴン版V60。予想は付いてたけど、やっぱほど良いです。まず見た目だけど、「R」が付いてるからって過剰にレーシーになってるわけじゃない。
専用フロントバンパーにディフューザー付きリアバンパー、専用グリルに専用18インチアルミホイール、車高低めの専用サスペンションが付いてスポーティにはなってるけど、全体に一体感が増して、流麗になったというレベル。R-DESIGNの「R」はレーシングのRじゃなく、リファインメントのRだから、全然どハデじゃないのよね。
乗っても印象は同じく、シックな専用アルミベゼルを使ったメーター回りや、波紋模様が付いた同じくアルミパネルが特徴的なセンタースタックが使ってあってなかなかに鮮烈。シートもほどよくスポーティなオフブラック本革のセミバケットタイプが奢ってあって、モダンデザインの60シリーズがさらにモダンになったって感じ。
肝心の走りだが、ぶっちゃけ硬めと言えば硬め。元々パワフルなT6用の足をパネ&ダンパー共に2割程度固めてあるから、ヤワではない。だが、突き上げは大したことないし、その分ステアリングを切ってからのトレース性がハンパじゃない。
エンジンが直6から直4になってノーズが軽くなっただけでなく、コーナリング中により外側にトルクを配分する「コーナー・トラクション・コントロール」にせよ、より効果的に働くようで、ボルボの中では十分スポーティなV60&S60だが、それがよりシャープに、それこそBMW 3シリーズの「Sport」なんかにも負けないレベルになっている。
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