見惚れるプロポーション アウディA5に速攻試乗!
掲載 更新 carview! 文:河口 まなぶ/写真:荒川 雅臣
掲載 更新 carview! 文:河口 まなぶ/写真:荒川 雅臣
ドアを開けコックピットに収まる。目の前に広がるのは、これまでのプロダクトで構築してきたプレミアムとスポーティの融合の、さらに一歩先を感じさせるもの。以前からの継承を感じさせつつ、新しさがしっかり表現される辺りに、なるほどエクステリアと同じ手法が貫かれているのだと理解できる。
一方メカニズムでもA5はトピックに彩られる。搭載エンジンは3.2リッターのV6・FSIと以前と変わらぬように思えるが、実は可変バルブストローク機構であるアウディバルブリフトシステムを得て新たになった。最高出力265ps/6500rpm、最大トルク33.7kg-m/3000-5000rpmを発生するこの直噴ユニットは、バルブリフトと12.5:1という高い圧縮比によりパワーと低燃費を両立。フィーリングはこれまでの3.2FSIを凌ぐ吹けあがりに加え力強さが増し、サウンドの響きも一層気持ちよく、0-100km/hを6.5秒で駆けぬける爽快な加速を届ける。またこのユニットから生みだされた力は6速ATを介して独自のクワトロシステムにより4輪に伝わるが、クワトロは前後駆動力配分を40:60とやや後ろよりとした。狙いはもちろん駆動を後輪寄りとしてスポーティな感覚を増幅することだ。
一方シャシーで最大のトピックは、フロントアクスルが従来よりも前方へ約150mmも移動したこと。これによりオーバーハングが短くなりヨー慣性モーメントが低減するため走りに有効となるのはもちろん、先に挙げたスタイリング上のカッコよさが生まれた。併せてステアリングのラックを前方に位置することで、これまでよりもダイレクト感あふれる感触を増すことにも成功している。
事実A5を一度ワインディングに解き放つと、しなやかに路面をとらえ滑らかなコーナリングを味わうことができる。これまでのアウディ味に、より上質な味わいとスポーティさが増した、とでも表現しようか。
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