ファミリア、ランティスなどマツダ歴代コンパクトハッチから魁コンセプトへの道を辿る
掲載 更新 carview! 写真:篠原 晃一
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8月3日~5日に千葉・幕張メッセで開催される、今年で3回目を迎えるヘリテージカーイベント「AUTOMOBILE COUNCIL 2018(オートモビル カウンシル)」。マツダは「MAZDA COMPACT HATCHBACK STORY(マツダ コンパクト ハッチバック ストーリー)」をテーマに5台の展示を行いました。
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1980年6月に発売された5代目ファミリアは、4代目から採用されたハッチバックスタイルを継承しながらも丸みが取れたボクシーなフォルムへと変化。駆動方式がFRからFFへと変わったのも大きなトピックでした。
エンジンは1.3L(最高出力74ps)と1.5L(同85ps)の直列4気筒SOHCを設定。サスペンションは前後ともストラット式で、リアには2本のロアアームと長いトレーリングアームの組み合わせによって操安性を高めた「SSサスペンション」が採用されています。
利便性や居住性も進化し、フルフラットにできる前席の背もたれ、左右二分割で前方へ折りたためる後席背もたれはリクライニング調整もできる仕様に。電動サンルーフを標準装備した通称「赤のXG」は当時の若者から人気を集め、街中でもよく見かけた記憶があります。
発売から3ヵ月後には4ドアの「ファミリアサルーン」、3年後にはファミリア初のターボエンジン搭載モデルも追加されました。5代目ファミリアは国内外で高い評価を受け、第1回日本カー・オブ・ザ・イヤーを受賞。販売面でも成功を収め、82年には計3回、83年には計5回、トヨタカローラと日産サニーを押さえ、国内の月間販売1位となりました。また、82年には量産開始から27ヶ月で生産100万台を達成。それまでの世界最短記録であった、GMシボレー・サイテーションの29ヶ月、VWゴルフの31ヶ月を塗り替えました。
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