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来年上陸、ボクスター GTS 4.0のPDKモデルは日本で乗るならMTより正解?

日本の交通環境を考えるならPDK仕様を待つのが正解

一方、GTS 4.0に搭載されているPDKのシフトプログラムは、標準装備のスポーツクロノパッケージと共に用意されている4種類ドライブプログラム(ノーマル、スポーツ、スポーツプラス、インディビジュアル)に合わせて特性が変化する様にセットされ、スポーツプラスではローンチコントロールを含む最大のパフォーマンスを発揮する。

さらにモード・ダイヤルの中央に新たに「スポーツレスポンスボタン」が用意されているが、このボタンを押すとセットされているドライブプログラムに関係なく、エンジンとトランスミッションは最高のパフォーマンスを発揮するモードに突入する。20秒間継続する間に例えばドライバーは瞬時に追い越しを遂行することができる。F1にみられる様なこのブースト効果は非常に気持ちの良いものであった。しかもこれはBEV(電気自動車)とは違って何度もトライすることができるのである。

今回の試乗はターボの時とは違ってアウトバーンを南下してシュベービッシュアルプと呼ばれる丘陵地帯へ向かうことにする。そこには箱根を思い起こさせるコーナーに富んだ比較的広く見通しの良い山間路があり、地元の自動車雑誌がテストを行うことでも知られている。

このワインディングロードが続くセッションではパドルでの指の動きでも、セレクトレバーのタッチでも、タイムラグをまったく感じさせずに変速できた。前述した、低く設定された1速から5速のギア比は特にタイトなコーナーからの脱出にぴったりで、ブレーキングを僅かに残しながらスロットルを踏み込んでゆくと胸の空く様な加速を開始する。そして当然ながら、両手をステアリングホイールから離すことなくライントレイスに専念することができるわけだ。

今回テストしたボクスター GTS 4.0 PDK仕様はドイツ国内でMT仕様よりも3173ユーロ(約40万円)高い。ポルシェの6速MTは操作性に優れ、車と人のダイレクトな結びつきという点では魅力的である。しかし毎日の通勤、あるいは渋滞を考えると2ペダルのもたらす快適性は捨てがたい。日本の交通環境を考えるとPDK仕様を待つのが正しい判断だと私は思う。

レポート:Alex Ostern/Kimura Office

※取材記者が独自に入手した非公式の情報に基づいている場合があります。

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