新型フライングスパー、乗り心地が変わった!
掲載 更新 carview! 文:吉田 匠/写真:小林 俊樹
掲載 更新 carview! 文:吉田 匠/写真:小林 俊樹
車名からコンチネンタルが取れた新型フライングスパー、3065mmのホイールベースが示すようにプラットフォームの基本は先代から受け継いだものだし、ボディサイズも全長が5mmだけ長くなり、全高が13mm高くなっている程度で、事実上先代と変わっていない。にもかかわらず、現物を目の当たりにすると先代よりひと回り大きいクルマのように見えるのは、デザインのマジックによるものだろう。
エクステリアはベーシックな造形を先代から継承しながら、フロントグリルからリアエンドに至るまですべて刷新されているが、クルマの雰囲気を変えるのに最も効果を発揮しているのは、リアサイドウィンドーのグラフィックの変更とそれに伴うCピラーの形状変更ではないかと思う。先代はウィンドー下方がUターンして前方に戻り、結果としてCピラーが「八の字」の形をしていたが、新型はウィンドーが普通に後方に流れ、Cピラーもそれに沿った形状に変わった。これによって、リアシート周辺のスペースが広がった印象を視覚的に与えることになり、先代フライングスパーではまず考えられなかったショーファードリブンカーというキャラクターが、そこに表現されているようにも見える。
6リッターW12ツインターボエンジンによって4輪を駆動する基本メカニズムは変わっていないが、エンジンは625psと800Nmにスープアップされ、ATは6段から8段に進化、さらに車重も50kgの減量を果たすなどした結果、322km/hの公称最高速は不変ながら、0-100km/h加速は4.8秒から4.6秒に短縮されるなど動力性能が向上すると同時に、CO2排出量は先代より減少し、燃費は13.5%の向上を見ているという。
それに加えて、乗り心地や静粛性の向上など、快適性を先代より一段と向上させたというのが新型のウリのひとつだが、それらに関しては乗ってみた印象をお伝えしよう。
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