デリカ兄弟の次男坊、新型デリカD:3が登場!
掲載 更新 carview! 写真:篠原 晃一
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三菱から5ナンバーミニバンの新型『デリカD:3』が登場した。デリカD:3は今年2月にデビューした「デリカD:2」と同じく日産からOEM供給を受けるモデルだが、三菱としては長らく空白となっていた待望の売れ筋サイズのミニバンとなる。ちなみに三菱の5ナンバーミニバンは、2006年3月に販売終了となった「ディオン」以来。
“デリカシリーズ”は三菱ミニバンの総称。今回はフラッグシップの「D:5」とエントリーモデルの「D:2」の間を埋める存在として、新型デリカD:3が投入された。ちなみにデリカとは“デリバリーカー”の略で、デリカD:3のベース車は日産のNV200バネット。どうやらD:2投入の頃には水面下で開発が進められていたようだ。
また兄弟モデルで商用車の「デリカバン」も同時にデビューし、それに伴って従来までの「デリカトラック」は廃止となった。
新型デリカD:3のグレード構成はシンプルで、2列・5人乗りのM(187万9000円)と3列・7人乗りのG(197万4000円)という2グレード。スクエアなキャビンと両側スライドドアを備え、3列シートのGでは2名乗車から7名乗車まで、なんと39パターンものシートアレンジを実現している。バツグンの積載力に加え、車中泊をはじめとしたアウトドア向きのフラットフロアも自慢のひとつ。2列目シートの“小窓”は、どことなく懐かしさを感じさせるキュートな作りだ。
パワートレーンはオールアルミ製の1.6リッター直4+4ATという組み合わせ。10・15モード燃費は13.2km/L。最小回転半径5.2mの取り回しや見晴らしの良さも相まって、女性でも楽に運転できそう。ベース車のNV200バネットがイエローキャブ(ニューヨークのタクシー)に独占採用されたように、その居住性や使い勝手、環境性能などはお墨付きといえる。
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