ホンダ「アクティ トラック」はもうすぐ生産終了。強みは独特の駆動方式
掲載 更新 carview! 文:伊達軍曹/写真:ホンダ技研工業 333
掲載 更新 carview! 文:伊達軍曹/写真:ホンダ技研工業 333
carview!ではさまざまなモデルの情報が掲載されていますが、マーケットで人気があるにもかかわらず、なぜか情報の掲載が少なかったモデルもありました。今回は、そんなモデルのひとつであるホンダ「アクティ トラック」をピックアップします。
アクティ トラックは、ホンダが1977年から販売を続けている軽トラック。現在は、2009年12月にデビューした4代目が新車として販売されています。
今、日本で販売されている軽トラックはこのアクティ トラックのほかにスズキ「キャリイ」とダイハツ「ハイゼット トラック」、およびキャリイとハイゼット トラックのOEM供給モデルがありますが、どのモデルも「軽自動車規格」という限られた枠のなかで最善のスペース効率を目指しているだけあって、荷台長1940mm×荷台幅1410mmという数字は各車とも同じです。
しかし2013年デビューの現行型キャリイと2014年デビューの現行型ハイゼット トラックに対し、現行型アクティ トラックは2009年デビューといささか設計が古いため、荷台前面パネルからリアゲートまでの「荷台フロア長」は、競合が2030mmであるのに対してアクティ トラックは1940mmと、90mm短くなっています。
そのため、積載可能なみかんコンテナ(長さ520mm×幅365mm×高さ310mm)の数が競合2車の54個に対し、アクティ トラックは52個。誤差の範囲といえば誤差の範囲ですが、若干ライバルが優位です。
さらにトランスミッションも、競合のキャリイとハイゼット トラックは4WDモデルでもATが選べるのに対し、アクティ トラックでATが選べるのは2WDのみですので、このあたりも設計の古さを感じさせる部分です。
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