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2019年は素晴らしい実用大衆車が続々登場し、ドライバーのマナーが向上した年だった

2019年は素晴らしい実用大衆車が続々登場し、ドライバーのマナーが向上した年だった

写真:KatarzynaBialasiewicz

ドライバーのマナーは確実に向上した、と思う

そして「過ぎ去った2019年は、いち自動車愛好家として非常にいい1年であったし、来たる2020年もたぶんいい1年になるだろう」と考える理由その2は「ドライバー各位のマナーは確実に向上しているように思えるから」だ。

「ドライバーのマナーは向上している」と言ってしまうと、もちろん異論反論はあるだろう。

「何言ってんだテメーバカコノヤロー! JAFの調査でも信号機のない横断歩道でちゃんと停止するドライバーの数はあんまり増えてないって言ってたし、そのへんのおっさんドライバーは相変わらずウインカー出さないし!」というような反論だ。

確かにそのとおりではある。

実際筆者も本日、ウインカーを出さないまま下品な車線変更を繰り返す「ランチア デルタ HFインテグラーレ」に閉口し、信号機のない横断歩道でお母さんと子供が渡りたがってるっちゅうのに、無視して走行を続けた「ブルーバード シルフィ」に激怒した。

そういった輩がいまだ多いことを、筆者は否定しない。

だがそれでも「昔と比べたら、ここ最近はマシになりかけてるんじゃない?」とも感じている。もちろん「まだまだ」ではあるのだが、長期のトレンドとしては「良い方向」に向かっているような微妙な風とアトモスフィアを感じているのだ。

それがいつになるかはわからないが、いつかは必ず「信号機のない横断歩道で止まらないドライバー」も「ウインカーを出さずに車線変更を繰り返すバカ」も、昭和の時代にあった「駅の痰ツボ」的存在になるはずだ。

「え? ……ああ、痰ツボ! そういえばそんなモノもあったね、懐かしいね」というような感じで、前述のような不逞のドライバーのことが語られる日は近いと筆者は確信している。大丈夫、きっと良くなる。

以上、かなりの希望的観測というか「願望」によるバイアスがかかった認識であることは百も承知だ。しかしこのような「良いイメージ」を持って2020年に臨むことが、長期的には「良き交通社会」ならびに「良き自動車趣味世界」を作ることにつながるのではないかと思い、あえて書かせていただいた。

年末もしくは年始にあたり、各位のご多幸と交通安全を祈ります。

(ジャーナリストコラム 文:伊達軍曹)
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伊達軍曹(だて ぐんそう):自動車コラムニスト
外資系消費財メーカー勤務を経て自動車メディア業界に転身。「IMPORTカーセンサー」編集デスクなどを歴任後、独自の着眼点から自動車にまつわるあれこれを論じる異色コラムニストとして、大手メディア多数で活動中。

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