年内終了のホンダ オデッセイは昨年の改良で内外装が進化。価格のこなれたガソリンモデルがねらい目
掲載 carview! 文:伊達軍曹/写真:ホンダ技研工業 103
掲載 carview! 文:伊達軍曹/写真:ホンダ技研工業 103
現在、新車として購入できるホンダ オデッセイのグレードと価格は下記のとおりです。※FF、7人乗りの場合
【ガソリン車】
・アブソルート|358万3000円~
・アブソルート・EX|381万5000円~
【ハイブリッド車】
・e:HEV アブソルート|428万6000円~
・e:HEV アブソルート・EX|458万円
ガソリン車、ハイブリッド車ともにアブソルートとアブソルート・EXの違いは、要するに「EXと付くグレードのほうが装備が充実している」ということですが、具体的な「EXならではの装備」は、主要なところでは下記のとおりとなっています。
・LEDアクティブコーナリングライト
・後退出庫サポート(自車の後方左右から接近する車両を検知し、ドライバーへ注意を促してくれる機能)
・ブラインドスポットインフォメーション
・ハンズフリーアクセスパワーテールゲート
・運転席&助手席シートヒーター
・トリプルゾーンコントロール・フルオートエアコンディショナー・助手席4ウェイパワーシート
・運転席大型アームレスト
・18インチホイール
アブソルートとアブソルート・EXとはガソリン車で約23万円、ハイブリッド車で約30万円の価格差となっています。
シンプルな道具系ミニバンではなく「ゴージャスなミニバン」が欲しい人は、多少予算をプラスしてでもEXを選んだほうが後々の満足度は高まり、結局は「安い買い物」になるかと思われます。
ガソリン車とハイブリッド車(e:HEV)のどちらを選ぶべきかというのは微妙な問題です。
アコードに搭載された「スポーツ・ハイブリッドi-MMD」を改良したオデッセイのハイブリッドシステムは、力強くスムーズな走行フィールが魅力であり、WLTCモード燃費がガソリン車より7km/L以上良好である点も、大いに魅力的ではあります。
しかし「超モデル末期」といえるホンダ オデッセイに400万円以上の車両価格を投じるのも、正直いかがなものかとは思います。そのため300万円台でイケるガソリン車こそが、今このタイミングにおいてはおすすめになると筆者は考えます。
ホンダ オデッセイのライバルに相当するのは、車格的には「トヨタ エスティマ」、「日産 プレサージュ」、「マツダ MPV」といったあたりですが、これらはどれもすでに生産終了となっています。そのため「ライバル不在」といえるホンダ オデッセイではあるのですが、強いて言えば「トヨタ アルファード」と「ヴェルファイア」というLサイズミニバンは、それなりに競合する部分もあるでしょうか。
車内の高さやゴージャス感に関してはアルファードとヴェルファイアの圧勝であり、まったく勝負になりません。そのため、「とにかくゴージャスなミニバンが欲しい」と考える人は、ホンダ オデッセイではなくトヨタ アルファードまたはヴェルファイアを買ったほうがいいでしょう。
しかしミニバンとしての使い勝手においては、オデッセイも十分健闘しています。オデッセイの全高はアルファード/ヴェルファイアより250mmも低いのですが、オデッセイは床面の位置が低いため、室内高は75mmしか違わないのです。また低床・低重心なミニバンならではの「走行安定性」も、ホンダ オデッセイという車のかなり魅力的な部分です。
メーカー発表ではなく「ディーラーからの情報」によれば、2021年中には生産終了となるというホンダ オデッセイ。なくなってしまうのは寂しいですが、生産終了になるからといって、ディーラーで点検や整備が受けられなくなるわけではありません。またモデル末期ならではの「超大型値引き」も、もしかしたらあるかもしれません。
走りが良く、なおかつ使い勝手良好なミニバンを比較的手頃な予算で入手したいと考える人にとっては、超モデル末期となった今もなお、ホンダ オデッセイはなかなか魅力的な選択肢だといえるでしょう。
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【 ホンダ オデッセイのその他の情報 】
ホンダ オデッセイの買取相場
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