ジャガー Fタイプ SVR緊急試乗。911ターボのライバルの実力は?
掲載 更新 carview! 文:木村 好宏/写真:Kimura Office
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搭載されるエンジンは2年前に限定生産された「Fタイプ プロジェクト7」とほぼ同じチューンの5リッターV8スーパーチャージドで、最高出力は575ps、最大トルクは700Nmを発生する。組み合わされるトランスミッションはZF製の8速オートマチックで、4輪駆動システムにより前後アクスルにそれぞれ最大で10対90の間で自動配分される。その結果、0-100km/hは3.7秒、最高速度は322km/h(コンバーチブルは314km/h)に達する。
基本的にスタンダードのFタイプと共通のインテリアは古典的で、巨大なセンターコンソールがインテリアを占拠している。ただし、アットホームなスイッチ類のレイアウトでインフォテインメントへのアクセスを含めた操作性は悪くない。
スターターボタンに軽くタッチするとV8の咆哮が響き渡るが、そのサウンドはAMGやアウディのそれとはやや異なり、エグゾーストノートには金属的、メカニカルな音色が混じり、回転を上げるに連れて際立って来る。
加速フィールもターボとは異なり、低回転域から力強いプッシングパワーを感じる。8速オートマチックはよどみの無いギア・チェンジで快適性を保ちながら高速域への橋渡しを行う。最近アメリカでジャガーを多く見かけるのは、やはりトルコンのもたらすDCTにはないイージードライブが受け入れられているのだろう。
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