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ニューモデル 2019.7.12

ベントレーEXP 100 GT 現地レポート! 近未来に実現するラグジュアリーカーの世界とは

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BENTLEY EXP 100 GT

ベントレーEXP 100 GT

    ベントレーEXP 100 GT 現地レポート! 近未来に実現するラグジュアリーカーの世界とは

ラグジュアリーとモビリティを再構築する「EXP 100 GT」

ベントレーが同社の100周年を祝福するプログラムのひとつとしてコンセプトモデル「EXP 100 GT」を世界初公開するにあたり、世界中から限られたメディアをクルーの本社に招いたのは正式な誕生日となる7月10日の前日、9日のことだった。

その登場に先立ってまずスピーチの檀上に立ったのは、2018年にベントレーのCEOに就任したエイドリアン・ホールマーク氏だった。

「これからここで発表されるEXP 100 GTは、ベントレーが100周年というタイミングで再構築するラグジュアリーとモビリティ、そしてベントレー自身を具現化したものです」

ベントレーEXP 100 GT

その言葉で始まったスピーチは、電動化や自動運転技術など一般的に想像されるもののほかに、異なる先進的な素材を独特な製法でパーツ化して組み合わせ、光沢さえをもラグジュアリーの要素として使用するという、これまでとは異次元の演出を可能にしたモデルであることなどをアピール。「ベントレーの未来はさまざまな新技術によって、ますます積極的に、そして独特の感動を生み出すものになるでしょう」と語った。

それではこのスピーチに続いてワールドプレミアされ、デザイン・ディレクターのステファン・シーラフによってプレゼンテーションされたEXP 100 GTとは、いかに先進的で未来のベントレーを予感させてくれる革新的なモデルなのか。さっそくその概要を解説していこう。

ベントレーEXP 100 GT

全長5.8m/全幅2.4mの威風堂々たる体躯をアピール

ステージに導かれたEXP 100 GTは、現在のベントレーのラインナップと比較しても確実に大きなボディサイズをもつモデルだった。全長で5.8m、全幅は2.4mに達するというから、これは2016年にダイムラーが発表したコンセプトカー「ビジョン・メルセデス・マイバッハ6」のそれとほぼ等しい。

存在感はステージ上でも圧倒的だから、仮にオンロードにこのモデルが舞い降りたなら注目度は相当なものになるだろう。左右のドアはシザース式でその長さは2m近くに達し、フルオープン時には地上から最上部までは3mほどの高さになる。

ベントレーEXP 100 GT

使用素材に窺える今後のプロダクションモデルへの示唆

キャビンには、5000年前の銅が染み込んでいるというリバーウッド=倒木や、ワインの醸造プロセスで生まれる100%オーガニック素材によるレザーに近い手触りの生地、あるいはコットン素材など、そのすべてがこのモデルだけではなく、将来的にはベントレーのプロダクションモデルに使用可能であることをアピールしている。

独特な光沢を放つエクステリアカラーは、これも籾殻をリサイクルした原料をベースとしたもの。エイドリアン・ホールマークCEOは「これらの新技術によってカスタマーの社会貢献に対する満足度を満たすとともに、ベントレーの未来にあるビジョンを明確に打ち出すことができました」と語った。

ベントレーEXP 100 GT

伝統を踏襲しつつ未来感を演出したエクステリア

実際にステージで見たEXP 100 GTのデザインは、未来のベントレー製GTを予想させる、とても魅力的なものだった。その力強く流麗なシルエットは、現在のコンチネンタルGTからの進化さえをも想像できるもの。アルミニウムとカーボンがメインの素材として使用されているという各パネルのフィニッシュも実に美しかった。

圧巻なのはベントレーの伝統ともいえるメッシュグリルとヘッドランプのデザインで、前者には実に600個ものLEDバルブを使用しスリムな銅製のルーバーによって仕切られている。さらに遠方からそのデザインを眺めてみると、エンジンフードの最先端にはフライングBのマスコットが装備され、そこからあたかも脊髄のように前後を貫くパネルラインが、Rタイプ・コンチネンタルのそれにも似たルーフラインへと絶妙な流れを演出する。

ちなみにこのマスコットはドライバーが近づくとグリルから光が流れ、その光が例の脊髄を流れてキャビンへと届く。まさにクルマに新たな命が授かった瞬間のような演出だ。

ベントレーEXP 100 GT

ルーフのプリズムから差し込む光が居住性を高める

ルーフにも新たな技術が採用されているという。それはガラスルーフにプリズムを埋め込む処理が施されていることで、それによってガラスルーフから差し込んだ光をキャビンに送り、自然光と合成光の組み合わせで乗り物酔いの防止や移動中の快適性を大きく高めることに貢献するという。

メインコンソールには「ベントレー・パーソナルアシスタント」や「アダプタブル・バイオメトリック・シーティング」といった先進装備が採用されており、後者では手動運転もしくは自動運転に応じて温度や乗車位置、環境条件などを3通りに設定できる。ちなみにこのEXP 100 GTは、シートアレンジを2/3/4のいずれかで選択することが可能。ボディサイズからも想像できるように、どのアレンジを選んでも快適さは十分だ。

「ベントレー・パーソナルアシスタント」とネーミングされたAIシステムも注目の装備だで、エンハンス、コクーン、キャプチャー、リ・リブ、カスタマイズの各モードを持つ。各々がオープントップのような開放感に満ち溢れたグランドツアラーとしての走り、プライバシー重視の走り、車内と車外の情報を記録し履歴とするもの、過去の走りの再現、そしてそれぞれのモードの組み合わせなどが可能となる仕組みになっている。

ベントレーEXP 100 GT

1500Nmを発揮する4モーターは最高速度300km/hへ誘う

EXP 100 GTのパワートレインは、もちろんフルエレクトリック。ベントレーはすでに2023年までには全モデルにハイブリッドモデルをラインナップすることを発表しているが、このEXP 100 GTに使用されるシステムは、現在の計画では2035年には量産化される見込みだという。

参考までに4モーター方式のシステムが発揮する最大トルクは1500Nm。それが負担する車重は1900kgに抑えられており、結果0-100km/h加速は2.5秒以下、最高速は300km/hを可能にする。バッテリーはエネルギー密度が現在のものより5倍と高く、わずか15分で80%の充電ができるという。最大航続距離は700km。パフォーマンスと実用性は十分なレベルだろう。

新たな100年をこれから迎えるベントレー。それはどれほど魅力的な世紀になるだろうか。このEXP 100 GTが予告するもの。そしてまたEXP 9ファルコンがベンテイガとなったように、EXP 100 GTにもプロダクション化の道が開けているのだとしたら、それは世界のカスタマーにとってなにより大きな夢となるに違いない。

REPORT/山崎元裕(Motohiro YAMAZAKI)

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(GENROQ Web 山崎元裕)

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