もくじ
ー 7速MT搭載 より楽しめるクルマに
ー ル・マンでの快挙を記念
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7速MT搭載 より楽しめるクルマに
アストン マーティン・ヴァンテージAMRは現行ヴァンテージとして初めてのマニュアル・ギアボックスを搭載し、「爽快な」ドライビング・エクスペリエンスを提供するとのことだ。
ヴァンテージAMRには通常モデルと同じ510psの4.0ℓV8ツインターボを搭載するが、8速ATに代わりグラツィアーノ製の7速MTが使用される。これはレースゆずりのドグレグ型のシフトパターンが採用され、2速から7速を伝統的なH型として使用することができる。さらに新開発のLSDおよびAMシフトと呼ばれる自動ブリッピング機能がこれを補完している。
メルセデス製の4.0ℓV8にMTが組み合わされるのは初めてのことだ。現時点ではMT仕様はこのAMRにのみ設定されているが、2020年以降は通常のヴァンテージにもオプションで選択可能となるようだ。
MT化に伴い、その最大トルクはAT仕様の69.8kg-mに対して63.7kg-m/2000-5000rpmに制限されている。しかし、その車重はスタンダード仕様よりも95kg軽い1535kgに抑えられている。結果としてヴァンテージAMRの0-97km/h加速はAT版より0.4秒遅い3.9秒となっている。最高速度がリミッターにより315km/hに制限される点は同じだ。
ル・マンでの快挙を記念
トルクが抑制されているとはいえ、MTの搭載と軽量化によりさらに高次元のドライビング体験が得られるという。そして最新版の「スカイフック」と呼ばれる3段階の可変ダンピングシステムが装備される。シャシーのその他の部分は無変更だ。
5種類のデザインが用意され、合計で200台が生産される予定だ。最後の59台については「ヴァンテージ59」と呼ばれる特別な仕様となり、1959年のル・マン24時間においてデイビッド・ブラウン・レーシングのアストンDBR1が成し遂げた1-2フィニッシュから60周年を記念するものだ。
これはアストン マーティン唯一のル・マンにおける完全勝利だ。ただし、アストン マーティン・レーシングは最近でもヴァンテージによりGTEプロクラスで優勝を飾っている。
1959年のDBR1に似たグリーンとライム色のカラーリングが施されるほか特別なレザーとアルカンターラの内装が特徴となる。
ヴァンテージAMRの価格は14万9995ポンド(2180万円)からとなり、これは通常版よりも2万9000ポンド(420万円)高い。そして「59」エディションでは16万4995ポンド(2400万円)となる。納車開始は2019年第4四半期に予定されている。
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