アストンマーティンはセカンドセンチュリープランに基づき、7年で毎年1台ずつ登場させ、7モデルの基本モデルをラインナップを構築する計画だが、その第6のモデルとなる予定のラグジュアリーSUV、ラゴンダ・オールテレイン・コンセプトが発表された。
車名に謳っているようにあくまでコンセプトだが、これは巨大ラグジュアリーなEVである。昨年のジュネーブショーで登場したラグジュアリー・サルーン、ラゴンダ・ヴィジョン・コンセプトと同様に未来的な佇まいだが、車高が高められ、SUV的な要素も取り入れられた。昨年のラゴンダ・ビジョン・コンセプトもまたEVで全固体バッテリーを搭載し、航続距離は640kmに達すると謳っていたが、このラゴンダ・オールテレイン・コンセプトも同様の性能を目標としているだろう。
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インテリアも外観同様に未来的だ。運転席まわりにはエアベントやスピーカーなどは隠されているという。ディスプレイを内蔵したステアリングも未来的だが、なんといってもスマートキーをセンターコンソールに置く際の演出に注目だ。スマートキーは定位置に置くと電磁石で浮き、あたかも宇宙船に搭乗したかの演出が施されている。
一方でもちろん高級サルーンとして重要な後席の快適性も損なうことはなく、高品質なシート表皮はもちろん、オットマンなどビジネスクラスの装備が施されている。
生産は2022年からウェールズのセント・アサン新工場で開始される予定だ。元国防省の巨大格納庫で、アストンマーティン第2の工場であり、ラゴンダなど電動化車両が主に生産されるという。
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