メルセデスAMGは、GT3やGT4規格などのモータースポーツ活動を通じて得たノウハウを惜しみなく注ぎ込んだ「AMG GT R PRO」を発表し、LAショーで一般に公開した。最新のメルセデスAMGテクノロジーが盛り込まれている。
0-100km/h 3.6秒、最高速 318km/h
ホンダ・フリード、トヨタ・シエンタなどミニバンSSクラスはコンパクトなボディに実用十分な室内【写真で見るライバル比較シリーズ】
メルセデスAMG GT R PROは、GT Rシリーズと同じ4.0ℓ V8ツインターボを搭載しながら、最高出力585ps、最大トルク700Nmまで性能を引き上げたAMG GTシリーズ最強モデル。サーキットにも対応するロールケージを装備するなど走行性能を徹底的に煮詰め、0-100km/hが3.6秒、最高速は318km/hという超高性能を誇る。
室内には、“スーパーポート”と呼ばれる完全デジタル・インストゥルメント・ディスプレイを装備し、サーキット走行用データロガーである「AMG TRACK PACE」は、80種類以上のデータを1秒間に10回という頻度で蓄積する。速度、加速度などの各種走行データのほか、ラップタイム、セクタータイムも記録。走行中、特定のデータはグリーンまはたレッドで表示されるため、ドライバーは直感的に情報を知ることができる。
AMGバケットシートはカーボン製
メルセデスAMG GT R PROは、エンジンの出力アップに対応すべく新設計のサスペンションを投入。また、エアロダイナミクスのファインチューニングによって強大なダウンフォースを得ている。
AMGバケットシートはカーボン製、5ダブルスポークホイールは鍛造で、これらもラップタイムの短縮に貢献している。さらに「カーボンパッケージ」では、フロントスプリッター、リヤウイング、カーボンファイバーをクリアコートしたディフューザーを装備し、あらゆる箇所にメルセデスAMGのモータースポーツで得たノウハウが反映されている。
擬装を施した状態でタイムアタック
11月には、独・ニュルブルクリンク北コースでボディを擬装を施した状態でタイムアタックし、ドイツ人レーシングドライバーのマロ・エンゲルが7分4秒632をマークした。
その模様は、YouTubeで公開されている。
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