もくじ
ー 2019年9月~納車開始
ー エアバッグ、センタースクリーンはなし
ー アクティブ・エアロダイナミクス搭載
2019年9月~納車開始
マクラーレン・セナGTRのテクニカル・スペックが決定した。
2018年3月のジュネーブ・モーターショーで、コンセプトカーとしてデビューしたセナGTR。ロードカータイプの「セナ」を極限までつきつめたモデルだ。75台の限定生産で、税抜き価格は110万ポンド(1.6億円)ながらすでに完売している。
そのセナGTRのテクニカル・スペックが決定し、ダイナミック・テストが今月から始まる。
注目すべき点は、ダウンフォースが1000kgに達することと、マクラーレンGT3プログラムで使用するシステムから開発された、レース用サスペンションを装備すること。
現在、英国のサリー州ウォーキングにあるマクラーレン・プロダクション・センター(MPC)で生産を進めており、ロードカーの「セナ」が生産を終える2019年9月から納車を開始するそうだ。
今月実施されるテストでは、ロードカータイプの「セナ」をもとに製造されたプロトタイプを使用。新たに発表されたデザインスケッチには、セナGTRの最終形状がシンプルに描かれている。実車は、フロントとリアが共に広いトレッドとなり、センター・ロック・ホイールを持つシャシーをベースとしたものになるという。
エアバッグ、センタースクリーンはなし
カーボンファイバー製ボディには、ワイドになったフェンダーや、より大きくなったフロント・スプリッターとリアディフューザー、再配置されたアクティブ・リアウイングが装備される。後者ふたつの要素が、ディフューザーからのエアフローにウイングを「合わせる」ことで、空力効率を向上。低速時により大きく、よりアクセス性の高いダウンフォースを実現するとアナウンスされている。
また、最適化されたエアロダイナミクス・パフォーマンスにより、コーナリングが安定し、さらにピッチングの感度を低く抑えることにより、ブレーキング時の挙動が落ち着いた。
カーボンファイバー製のモノケージは、GTRではさらに進化。
無駄なものをそぎ落としたインテリアには、ロードカーでみられるようなエアバッグや、インフォテインメント・センタースクリーン、折り畳み式のドライバー用ディスプレイは装備しないという。その一方で、ギアシフト・コントロールが組み込まれたレース用の新ステアリングホイールを、公道走行仕様のコンポーネントの代わりに採用。エア・コンディショナーだけはミニマリズムの例外として、レーダーアシストの追突回避システムとともに標準装備されている
アクティブ・エアロダイナミクス搭載
GTRの最終的な車両重量は未発表だが、ロードカータイプの「セナ」より軽量になる予定だという。4.0ℓツインターボチャージャーV8エンジンがもたらす最高出力は825ps、最大トルクは81.6kg-m。「セナ」よりも25ps強化され、パワーウェイトレシオも優に上回った。
公認のレースカーには装着できないアクティブ・エアロダイナミクスを備えた結果、ダウンフォースは1000kgを生み出す。
足まわりは、マクラーレンのGT3カスタマーレーシング・プログラム用システムをもとに開発されたダブル・ウィッシュボーン・サスペンションを装備。レース派生のピレリのレーシング・スリック・タイヤが、3Gを超える重力加速度と最大減速度を20%上昇というブレーキング・パフォーマンスを実現する。
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