もくじ
ー プーチンのために作られたクルマ
ー パワートレイン/ボディサイズは
プーチンのために作られたクルマ
ロシアの新たな高級車ブランドが誕生。その名はアウルス。その名義だけでなく、処女作となるセナートのルックスも、あの世界最高峰の高級車ブランドを思い起こさせるが、それはさておき、どんなクルマなのか見聞していこう。
今回は標準ボディでのお目見えとなったセナートは、いわく「妥協なきレベルの防弾/防爆性能」を提供し、公用車に供される予定。5月に行われた大統領就任式では、4期目となるウラジミール・プーチンを乗せてひとびとの前に現れている。
この高級車ブランドは、国産の大統領用リムジンが重要だと考えるプーチン大統領の指示を受けて設立された。運営するのは、NAMIことロシア中央自動車/エンジン科学研究所だ。
パワートレイン/ボディサイズは
セナートに搭載されるのは、NAMIがポルシェと共同開発した4.4ℓV8に電気モーターを組み合わせたハイブリッド・パワートレインで、598psを発生。9段トランスミッションと組み合わせ、0-100km/h加速は6秒を切る。非防弾仕様も設定され、そちらは860psの6.6ℓV12も選択できる。
ロールス・ロイスに対抗するこのロシア製サルーン、標準仕様は全長5630mm、ホイールベースが3300mmだが、6630mmの全長と4300mmのホイールベースを誇るロング版リムジンも用意される。
ともにプラットフォームはモジュラー方式で、基本設計は共通。サスペンションはガスダンパーを備えるマルチリンクで、駆動方式は4WDとなる模様だ。
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