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メルセデス、市販EV「EQC」の走行テストを公開

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独メルセデス・ベンツは7月30日、初の市販ピュアEVとして、2019年にリリースを予定しているコンパクトSUV「EQC」の走行テストの模様を、YouTubeを通じて公開した。

メルセデスが2016年のパリサロンで発表したEV専門の新ブランド「EQ」。ショーの会場ではEQブランドの市販EV第1号車を2020年までにローンチする方針が打ち出されるとともに、デザインスタディとしてSUV「ジェネレーションEQコンセプト」が出展された。そのコンセプトモデルはクーペのような流麗なボディにツインモーターを搭載し、4輪を駆動。最高出力400馬力を超えるハイスペックを誇り、期待を集めた。

翌2017年のフランクフルトモーターショーではモデル名を「EQC」としたモデルが発表され、1年前倒しで2019年から生産を開始することも明らかとなるなど、開発の進捗にファンの関心を強めた。そうしたなか、今回ついに走行テストの模様が公開された。

YouTubeに公開された公式ムービーには、本国ドイツのブラックフォレストにおける最終走行テストの模様が収められ、ワインディングを軽やかに駆け抜けるEQCの姿が確認できる。ボディには厳重な擬装が施されているため、現時点でデザインを完全に知ることはできないが、メーカーによると90もの試作車を製作し様々なテストを行ってきたというから、メルセデスらしい隙のない仕上がりが期待できそうだ。

また、市販モデルもコンセプト段階から変更なく、408馬力を発揮する強力なパワーユニットを搭載する模様。ステアリングを握った女性レーシングドライバーからは、無音に近い静粛性と抜群のドライバビリティに驚嘆の声が上がっていた。

ライバルBMWが「BMW i」で先手を打ったなか、メルセデスはEVの世界でもプレミアムブランドの雄として君臨できるのか。それはEQCにかかっているといえる。動画のコメント欄には各国から書き込みが相次ぎ、早くも注目を集めている模様。電動化時代にメーカーの浮沈を賭けて開発されるEQシリーズの展開に今後も注目していきたい。

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