第5試合:イングランド vs デンマーク
ケータハム・セブン160 vs ゼンヴォTS1 GT
まず言っておきたいのは、これが単なる力比べの舞台ではないことだ。なにしろ、馬力差が1000psを超えるマッチメイクが成立するのだから。
しかも今回は、非力な軽自動車用エンジンのケータハムで十分だ。イングランドが誇る、数多のコンパクトでシャープなスポーツカーにお出座願うまでもない。
何も「トップギア」が叩きのめしたからといって、ゼンヴォの実力をナメているのではない。
TS1GTは、そのときいろいろと炎上したST1よりグレードアップしているのだが、いかんせん彼らの10周年を記念するワンオフモデルで、試乗しようにもその機会を設けることができないのだ。
判定デンマーク人の挑戦には敬意を表するが、本命はケータハムだ。
第6試合:イタリア vs クロアチア
アバルト124スパイダー vs リマック・コンセプト1
もし、大会名が“スーパーカー・ワールドカップ”なら、こんなしちめんどくさいマッチメイクなどに頭を悩ませることなく、イタリアの不戦勝を宣言すれば事足りる。
しかし、ことスポーツカーとなると、意外にも彼らの立場は怪しくなる。ありがたいことに、今ならばアバルトが適当なモデルを用意している。
対するは、クロアチアの途轍もないスーパーEVだ。かのニコラ・テスラの故郷が生んだリマック・コンセプト1は、四輪を独立駆動する4モーターのEVで、出力1000psを超えるモンスターである。
注目度の高まるクロアチアのEVメーカーだが、現時点での生産台数は6台に留まっている。
判定元気で楽しいアバルトこそ、“スポーツカー・ワールドカップ”の初戦を突破するにふさわしい。
第7試合:日本 vs スウェーデン
日産GT-R vs ケーニグセグ・レゲーラ
日本の生んだモンスターといえば、ゴジラとこのGT-Rが世界的にも存在感を示している。
対するケーニグセグは、スカンジナビア半島のキングコングといったところか。朝食の度にドーピングしたようなこのハイパーカーは、ブガッティ・シロンに匹敵するパワーを備えたPHVだ。
これまで登場した新興ハイパーカーたちと違い、ブランドは20年以上の歴史を持ち、このクルマは市販が軌道に乗っている。最終的には80台が生産される予定だ。とはいえ、スポーツカーと呼べる走りを備えているのはGT-Rの方だろう。
判定誕生から10年を経たGT-Rだが、弛みない改良で日本の勝利を確実にするだけの実力を保っている。
第8試合:オランダ vs メキシコ
ドンカーブートD8 GTO-S vs マストレッタMXT
この対戦を予想できただろうか? オランダはともかく、メキシコに関しては、主要メーカーの現地工場でない自動車産業が存在したことすら知らないかもしれない。
しかし、本当に存在するといえるのだろうか。
というのも、マストレッタはウェブサイトでこのMXTを宣伝しているものの、ページの更新は2012年以降ストップしているのだ。一方、ドンカーブートはますます意気軒昂。
D8 GTOはその最上位モデルで、これをグレードアップしたGTO-Sや、限定モデルのGTO-RSもラインナップする。ここに登場した他のモデルたちにも負けないくらい、立派なスポーツカーだ。
判定言うまでもない。ドンカーブートの不戦勝だ。
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