「ライバルを驚かせる」FIA F2で5年目のシーズン迎える松下信治、新天地での活躍を誓う

　2020年はカーリンからMPモータースポーツに移籍し、5年目のF2シーズンを送ることとなる松下信治。彼はライバルたちを驚かせるような走りをチームと共に目指していくと語った。

　松下は昨年、シュピールベルク（レッドブルリンク）戦とモンツァ戦のレース1で勝利を挙げ、そのタイヤマネジメント能力の高さ、レース運びの巧さを見せつけた。そして今季、カーリン時代の担当レースエンジニアであるダニエル・ロッシと共に新天地に移ることとなった。

　目標とするF1昇格のために、今季は何としてもチャンピオン争いに加わりたい松下。MPモータースポーツは2017年以来勝利から遠ざかっているが、松下は強力なパッケージを作り上げることができると感じている。

　松下はチームのプレスリリースの中で、次のようにコメントした。

「MPの一員となってFIA F2の新たな挑戦に臨めることに興奮しています」

「僕たちは、グリッド上の全てのライバルを驚かせるほどのパッケージを作り上げられると確信しています」

「また、僕がイタリア（モンツァ）以来の勝利を目指すにあたって、チームメイトであるフェリペ（ドルゴビッチ）の持つスピードが僕の最大限の力を引き出すのに一役買ってくれることを期待しています」

　またMPモータースポーツのチームマネージャーであるサンダー・ドーズマンもコメントを寄せ、実力者でありベテランである松下の加入を喜んだ。

「ノブが2020年に我々のチームの一員となるのは素晴らしいニュースだ」

「彼はこれまでのシーズンで、優勝やポイントが狙えるような頼れる走りを見せてきた。私は彼の経験がチームを成功へ導いてくれると信じている」

「彼はF2に参戦した全てのシーズンで勝利を挙げているし、もちろんその法則が続くことを願っているよ！　ノブはまた、フェリペがFIA F2でルーキーシーズンを戦う上での素晴らしい目標となるだろう」