WRC(世界ラリー選手権)第2戦ラリー・スウェーデンの最終日が行なわれ、エルフィン・エバンス(トヨタ)が同ラリーを制し、トヨタに2020年シーズン初勝利をもたらした。
シーズン唯一のフルスノーラリーとなるラリー・スウェーデンだが、暖冬の影響による雪不足を受け、ステージが大幅に短縮された。最終日にはSS17、SS18が行なわれる予定だったが、SS17はキャンセルされ、パワーステージであるSS18のみの走行に。結果的に、2020年のラリー・スウェーデンはわずか9つのSSで競われることとなった。
■WRC6冠王者オジェの凄さとは何か? トヨタのチーム関係者が語る
初日、2日目の走行では、トヨタのエバンスが絶好調。SS18を前にして総合2番手のオット・タナク(ヒュンダイ)に17.2秒の差をつけた。3番手、4番手にはセバスチャン・オジェ、カッレ・ロバンペラのトヨタ勢が続いた。
最終ステージの舞台である“リケナス”では、雪がほとんど積もっておらず、ダート路面がむき出し。さらに降り続く雨の影響で水たまりができており、難しいコンディションとなった。SS17がキャンセルとなったのも、パワーステージに向けて路面を保護しておくための措置だった。
そんな中でエバンスはパワーステージのSS18を手堅く走り、11分04秒2というタイムでフィニッシュ。タナクは10分59秒7を記録したが、逆転には至らず。エバンスのキャリア2勝目、そしてトヨタの今季初優勝となった。
SS18で驚きの走りを見せたのは、ロバンペラだった。総合4番手でパワーステージを迎えたロバンペラは、10分55秒1というステージトップのタイムを記録し、オジェを逆転。WRカーでの参戦2戦目で初表彰台を獲得すると共に、ボーナスポイント5点を加算して見せた。オジェは走行順も影響したのか後半区間でタイムが伸びず、弱冠19歳のロバンペラに逆転される結果となった。
総合5位にはMスポーツのエサペッカ・ラッピが入った。開幕戦ウイナーのティエリー・ヌービル(ヒュンダイ)は総合6位に沈んだが、パワーステージでロバンペラに次ぐステージ2位となったことでボーナス4点を獲得した。なお、開幕戦に続いてトヨタ・ヤリスWRCを駆って参戦している勝田貴元は総合9位だった。
今回の結果により、ポイントランキングのトップはエバンスとヌービルが並ぶ形に。それを5ポイント差でオジェが追いかける格好となった。
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